特許
J-GLOBAL ID:200903054808984740
チルト式ステアリング装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (5件):
小山 武男
, 大田 隆史
, 武藤 正樹
, 篠 剛
, 小山 欽造
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2008-038192
公開番号(公開出願番号):特開2009-196436
出願日: 2008年02月20日
公開日(公表日): 2009年09月03日
要約:
【課題】ステアリングホイールの高さ位置調節時に、引っ掛かり感がなく、円滑な操作感を得られる構造を実現する。【解決手段】押圧ユニット16a及びチルトボルト12bの頭部13bと、固定ブラケット20aとの間に、それぞれ第一、第二のばね25、26を掛け渡す。そして、上記押圧ユニット16a及び上記頭部13bを、チルト機構の揺動中心軸に向けて付勢する。そして、上記押圧ユニット16aを構成するカム板19に設けられ、このカム板19の回り止めを図る為に長孔9aと係合する係合突部21aの側面24を、この長孔9aの側縁部22に押し付ける。これにより、この係合突部21aがこの側縁部22に形成された圧痕に引っ掛かる事を防止して、円滑な操作感を得られる。【選択図】図2
請求項(抜粋):
後端部にステアリングホイールを固定するステアリングシャフトを挿通したステアリングコラムと、このステアリングコラムの中間部に固設された昇降ブラケットと、この昇降ブラケットに横方向に形成された通孔と、1対の鉛直板部を備え、これら両鉛直板部により上記昇降ブラケットを左右から挟む状態で車体に固定される固定ブラケットと、上記両鉛直板部の一部で上記通孔に整合する部分に形成された、上下方向に長い長孔と、この長孔と上記通孔とに挿通され、この長孔に沿って変位可能な杆状部材と、この杆状部材の一端部に設けた押圧ユニットと、この杆状部材の他端部に設けた押圧部と、この押圧ユニットの構成部材の一部にその基端部を固定し、揺動に伴ってこれら押圧ユニットの構成部材と押圧部との間隔を拡縮させるチルトレバーとを備え、
上記押圧ユニットは、上記杆状部材の一端部に固定された固定部材と、この固定部材と上記両鉛直板部のうちの一方の鉛直板部との間に上記杆状部材に対する相対回転を自在に配置され、それぞれの片面をカム面とした1対のカム板とから構成され、これら両カム板は、互いのカム面同士を対向させた状態で組み合わせ、相対回転する事により互いの距離を変化させるものであり、これら両カム板のうちの一方のカム板は、上記チルトレバーが固定され、このチルトレバーと共に揺動するものであり、他方のカム板は、他面に設けた係合突部を上記長孔に相対回転不能に係合しており、上記チルトレバーと共に上記一方のカム板が揺動回転して、上記両カム板同士が互いに離れた場合に、これら両カム板のうちの一方のカム板に押されて、上記固定部材が上記杆状部材と共に上記一方の鉛直板部から離れる方向に変位し、この杆状部材の他端部に設けた上記押圧部が上記両鉛直板部のうちの他方の鉛直板部に押し付けられると共に、上記他方のカム板が上記一方の鉛直板部に押し付けられて、上記ステアリングコラムの上記固定ブラケットに対する変位を抑えられ、同じく上記両カム板同士が互いに近づいた場合に、上記押圧部及び上記他方のカム板が上記両鉛直板部からそれぞれ離れる方向に変位若しくは変位可能になって、上記ステアリングコラムが上記固定ブラケットに対して昇降可能となるチルト式ステアリング装置であって、
上記押圧ユニットと上記押圧部と上記杆状部材とのうちの少なくとも何れかを弾性部材により所定方向に付勢する事により、上記他方のカム板の係合突部の、上記長孔の長辺を構成する両側縁部に係合する両側面のうちの何れかの側面を、これら両側縁部のうちのこの側面に対向する側縁部に押し付けているチルト式ステアリング装置。
IPC (1件):
FI (1件):
Fターム (3件):
3D030DD02
, 3D030DD18
, 3D030DD26
引用特許:
出願人引用 (3件)
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実開平1-173072号公報
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チルト式ステアリング装置
公報種別:公開公報
出願番号:特願平8-161483
出願人:日本精工株式会社
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車両用ステアリング装置
公報種別:公開公報
出願番号:特願2006-126225
出願人:日本精工株式会社
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