特許
J-GLOBAL ID:201703014314120778
標的核酸の定量方法及びそのためのキット
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
森本 敏明
公報種別:再公表公報
出願番号(国際出願番号):JP2016084136
公開番号(公開出願番号):WO2017-086394
出願日: 2016年11月17日
公開日(公表日): 2017年05月26日
要約:
本発明の目的は、ライゲーション反応を実施せずに、かつ、PCR増幅効率に起因する問題を解消して、標的核酸のシーケンシングと標的核酸の定量とを兼ね備えた方法を提供することにある。上記目的は、(1)標的核酸の配列に特異的な配列並びにその上流にランダム配列及び既知配列を導入したプライマーを用いて、シングルプライマー伸長反応を実施することにより、ランダム配列と標的核酸の配列とを有する二本鎖核酸を得て、(2)得られた二本鎖核酸を鋳型として、既知配列に特異的なプライマー及び標的核酸の配列の一部を有するプライマーを用いてPCRを実施することによりランダム配列と標的核酸の配列とを有する二本鎖核酸の増幅物を得て、(3)得られた二本鎖核酸の増幅物を用いて、シーケンシングして標的核酸の配列と共にランダム配列を解読する方法により解決される。
請求項(抜粋):
下記工程(1)〜(4)を含む、標的核酸の定量方法。
(1)標的核酸の3’末端側から5’末端側への方向に第1の配列、対象配列及び第2の配列を含む一本鎖の核酸又は二本鎖核酸から得られる該一本鎖の核酸を鋳型として、5’末端側から3’末端側への方向に特定配列、ランダム配列及び第1の配列に相補的な配列を含み、かつ、ランダム配列の種類の数に応じて複数種類の第1のプライマーを用いて、アニーリング反応、核酸伸長反応及びヌクレアーゼ反応を実施することにより、一方の一本鎖が5’末端側から3’末端側への方向に特定配列、ランダム配列、第1の配列に相補的な配列、対象配列に相補的な配列及び第2の配列に相補的な配列を含む第1の二本鎖核酸を得る工程
(2)工程(1)で得られた第1の二本鎖核酸を鋳型として、第2の配列を含む第2のプライマー及び特定配列を含む第3のプライマーを用いて、PCRを実施して、第2の二本鎖核酸を得る工程
(3)工程(2)で得られた第2の二本鎖核酸の配列を決定する工程
(4)工程(3)で決定された配列に基づいて、対象配列及びランダム配列の組み合わせの数を測定することにより、下記数式(1)
IPC (1件):
FI (1件):
Fターム (13件):
4B063QA01
, 4B063QA18
, 4B063QQ02
, 4B063QQ16
, 4B063QQ18
, 4B063QQ19
, 4B063QQ42
, 4B063QQ54
, 4B063QR08
, 4B063QR62
, 4B063QS25
, 4B063QS34
, 4B063QX02
前のページに戻る