特許
J-GLOBAL ID:201703016022325770

無ねじ式リニアガイド

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 特許業務法人湘洋内外特許事務所
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2016-085825
特許番号:特許第6166817号
出願日: 2016年04月22日
要約:
【課題】ねじによる各構成部分の固定を必要としないリニアガイドを提供する 【解決手段】レール1と、スライダー2と、還流モジュールと、固定部材4と、を含み、スライダー2、還流モジュール及び固定部材4の固定は嵌合(係合)構造による相互位置決めによるもので、各構成部分がねじを使用せずに互いに嵌合して固定され、さらに補強片を設けることで還流モジュールの強度を補強することができる。還流モジュールには樹脂射出成型が用いられ、固定部材4及び補強片はいずれも金属素材で製造されるため、固定部材4及び補強片で還流モジュールを覆うことによって、転動体5が作動するとき、内部で異物によって循環路が塞がれて転動体5が還流モジュールから外部に飛び出すことを回避することができる。 【選択図】図1
請求項(抜粋):
【請求項1】 無ねじ式リニアガイドであって、 レールと、スライダーと、還流モジュールと、固定部材と、を含み、 前記レールは、一方向に延伸する長尺状であり、前記延伸方向を軸方向と定義し、前記レールの前記軸方向の両側にはそれぞれ転動溝が設けられ、 前記スライダーは、冂字形状であり、冂字形状の2つの端部には前記レールの転動溝とそれぞれ対向する転動溝がそれぞれ設けられ、前記レールの転動溝と前記スライダーの転動溝とが負荷経路を構成し、2つの前記端部の間に上底面を有し、前記スライダーの前記軸方向の両端のそれぞれには隔てて設置される2つの延伸部が凸設され、各前記延伸部は係合溝を有し、前記スライダーは第4位置決め部を有し、 前記還流モジュールには前記第4位置決め部と対応する第3位置決め部が設けられ、前記第3位置決め部と前記第4位置決め部とが凹凸が対応する構造で互いに嵌合して前記還流モジュールが前記スライダーに位置決めされ、前記還流モジュールは前記軸方向にそれぞれ端面を有し、前記端面は前記係合溝の内面に合わせて連接され、前記端面は少なくとも1つの第1位置決め部を有し、前記還流モジュールは2つの前記負荷経路とそれぞれ接続する2つの還流路を有し、前記負荷経路と前記還流路とが循環路を構成し、 前記固定部材は、連結部と、前記連結部の両端にそれぞれ連結される2つの位置決め片とを含み、前記連結部及び前記位置決め片はいずれも板状であり、2つの前記位置決め片の厚さは前記係合溝の幅より小さく、前記連結部は外力を受けていない状態では円弧形状であるため2つの前記位置決め片の上端部の間隔の長さが2つの前記位置決め片の下端部の間隔の長さより大きく、前記連結部は前記上底面に当接するように配置され、2つの前記位置決め片は前記還流モジュールの2つの前記端面にそれぞれ当接するように配置され、2つの前記位置決め片の前記上端部が前記係合溝にそれぞれ挿設され、前記位置決め片は前記第1位置決め部と対応する第2位置決め部を少なくとも1つ有し、前記第1位置決め部と前記第2位置決め部とが凹凸が対応する構造で互いに嵌合し、前記固定部材は前記還流モジュールの前記軸方向の自由度を制限することができる 無ねじ式リニアガイド。
IPC (1件):
F16C 29/06 ( 200 6.01)
FI (1件):
F16C 29/06
引用特許:
出願人引用 (1件)
  • 直動案内ユニット
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2008-080242   出願人:日本トムソン株式会社

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