特許
J-GLOBAL ID:201703016728948428
工業規模の散布のためのバイオマトリックス足場
発明者:
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出願人/特許権者:
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代理人 (7件):
辻居 幸一
, 熊倉 禎男
, 箱田 篤
, 浅井 賢治
, 山崎 一夫
, 市川 さつき
, 星野 貴光
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2016-237355
公開番号(公開出願番号):特開2017-055764
出願日: 2016年12月07日
公開日(公表日): 2017年03月23日
要約:
【課題】工業規模の散布のためのバイオマトリックス足場を提供する。【解決手段】本発明の方法は、結合性マトリックス成分ならびに成熟細胞と幹/前駆細胞細胞集団の系統限定の両方に総合的により再現性があり強力な分化作用を発揮する、マトリックス結合性ホルモン、増殖因子およびサイトカインを含む、組織のコラーゲンの大部分が富化した組織特異的抽出物の製造をもたらす。【選択図】なし
請求項(抜粋):
培養装置への工業規模の散布のための、生体組織からのバイオマトリックス足場の製造方法であって、
a)塩濃度約3.5M NaCl〜約4.5M NaClを含む緩衝液で生体組織を灌流するかまたは生体組織をホモジナイズし;
b)第1培地にリパーゼおよび/または洗浄剤を含む脱脂緩衝液で段階(a)の生体組織を灌流するかまたは段階(a)のホモジネートを抽出し、ここで前記第1培地の重量オスモル濃度は約250mOsm/kg〜約350mOsm/kgであり、前記第1培地は無血清かつ中性pHであり;
c)中性pHかつ約2.0M NaCl〜約5.0M NaClの塩濃度であって、生体組織内で同定されるコラーゲンを不溶性に保つように選択された塩濃度を含む緩衝液で段階(b)の組織を灌流するかまたは段階(b)のホモジネートを抽出し;
d)緩衝液中、RNアーゼおよびDNアーゼで段階(c)の組織を灌流するかまたは段階(c)のホモジネートを抽出し;
e)中性pHかつ無血清であり、約250mOsm/kg〜約350mOsm/kgの重量オスモル濃度を有する第2培地で段階(d)の組織またはホモジネートをリンスし、それによって、生体組織から、無傷のまたはホモジナイズしたバイオマトリックス足場であって、コラーゲンの少なくとも95%および生体組織のコラーゲン結合性マトリックス成分およびマトリックス結合性増殖因子、ホルモンおよびサイトカインの大部分を含む前記足場を製造し;
f)基礎培地でバイオマトリックス足場を希釈し;
g)約-80°Cで(f)のバイオマトリックス足場を凍結し;
h)大きさが約1μm〜約100μmのバイオマトリックス粒子に低温粉砕することによって(g)のバイオマトリックス足場を粉砕し;
i)(h)のバイオマトリックス粒子を基礎培地中、懸濁状態で解凍し;
j)段階(i)のバイオマトリックス粒子を培養装置に散布すること
を含み、それによって、培養装置への工業規模の散布のための、生体組織からのバイオマトリックス足場を製造する前記方法。
IPC (4件):
C12M 3/00
, C07K 14/78
, C12N 5/07
, C12N 1/00
FI (4件):
C12M3/00 A
, C07K14/78
, C12N5/07
, C12N1/00 F
Fターム (21件):
4B029AA21
, 4B029BB11
, 4B029CC02
, 4B029CC10
, 4B029GB09
, 4B065AA90X
, 4B065AA93X
, 4B065AC12
, 4B065AC20
, 4B065BB19
, 4B065BB34
, 4B065BC41
, 4B065CA46
, 4H045AA10
, 4H045AA20
, 4H045AA30
, 4H045CA40
, 4H045DA00
, 4H045EA60
, 4H045FA71
, 4H045GA00
引用文献:
審査官引用 (4件)
-
J Am Soc Nephrol.,2009 Nov,20(11),p.2338-47,Epub 2009 Sep 3
-
Organogenesis,2010 Apr-Jun,6(2),p.134-6
-
Biomaterials,2009 Jul,30(21),p.3513-22,Epub 2009 Mar 25
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