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J-GLOBAL ID：201802210711584994   整理番号：18A0123810

ナノグラニュラー透明強磁性材料の開発

Development of nanogranular transparent ferromagnetic material

著者 (1件)： 小林伸聖 (電磁材料研)
資料名： 応用物理  (JSAP International)
巻： 87  号： 1  ページ： 21-24  発行年： 2018年01月10日 
JST資料番号： F0252A  ISSN： 0369-8009  CODEN： OYBSA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 光が透ける磁石があれば,専門家でなくてもさまざまな新しい用途に期待が膨らむだろう。ことさら磁性材料研究者にとって透明な強磁性体の開発は,その応用のみならず物性面において,魅力ある研究テーマの1つであろうと想像する。本稿では,我々が開発した透明かつ強磁性を示すナノグラニュラー材料について紹介する。ナノグラニュラー材料は,フッ化物などの絶縁体から成るマトリクスにナノメータサイズのFeCo合金などの磁性金属から成るグラニュールがほぼ均一に分散した微細構造を有し,フッ化物マトリクスに起因する良好な光透過性と同時に,FeCo合金グラニュールに起因する強磁性を併せもつ。(著者抄録)

シソーラス用語： *強磁性体 ,  透明材料 ,  *磁性薄膜 ,  磁性合金 ,  コバルト合金 ,  鉄含有合金 ,  絶縁体 ,  ナノ粒子 ,  *光透過 ,  透過率 ,  フッ化アルミニウム ,  *磁気光学効果 ,  Faraday効果 ,  磁化
準シソーラス用語： グラニュール ,  グラニュラー膜 ,  トンネル磁気誘電効果 ,  *ナノグラニュラー膜 ,  巨大ファラデー効果 ,  強磁性金属 ,  光透過率 ,  磁気誘電効果

分類 (2件)： 金属結晶の磁性  (BM06040T) ,  電気光学効果,磁気光学効果  (BM08020L)

引用文献 (25件)：

• H. Takeuchi, S. Ito, I. Mikami, and S. Taniguchi: J. Appl. Phys. 44, 4789 (1973).
• S.B. Ogale, R.J. Choudhary, J.P. Buban, S.E. Lofland, S.R. Shinde, S.N. Kale, V.N. Kulkarni, J. Higgins, C. Lanci, J.R. Simpson, N.D. Browning, S. Das Sarma, H.D. Drew, R.L. Greene, and T. Venkatesan: Phys. Rev. Lett. 91, 077205 (2003).
• T. Fukumura, H. Toyosaki, K. Ueno, M. Nakano, and M. Kawasaki: New J. phys. 10, 055018 (2008).
• R. Janisch, P. Gopal, and N.A. Spaldin: J. Phys.: Condens. Matter 17R, 657 (2005).
• M. Baghaie Yazdi, M.-L. Goyallon, T. Bitsch, A. Kastner, M. Schlott, and L. Alff: Thin Solid Films 519, 2531 (2011).

タイトルに関連する用語 (2件)： 強磁性 ,  開発