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J-GLOBAL ID:201802210732970394   整理番号:18A0241360

口永良部島火山の周辺の海底地震計を用いた地震観測

Seismic Observations using Ocean Bottom Seismometers around Kuchierabujima Volcano
著者 (12件):
資料名:
巻: 38  号:ページ: 119-132 (WEB ONLY)  発行年: 2017年 
JST資料番号: U0123A  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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口永良部島火山の大噴火は2015年5月29日に発生し,噴火が拡大すると全島の地震計が破壊される可能性があった。比較的深い火山地層(DVT)地震は島外の海域にも伝播するので,4ケ所の海底地震計(OBSs)を噴火口から約6.5km離れた海底に設置した。OBSの設置期間は2015年6月3日から10月9日までで,303の火山性地震を観測した。1日あたりの地震発生数と振幅の経時変化から,8月中旬には地震活動が衰退したことが示された。9個の地震のみがDVT地震で,今までの研究と観測データを比較してみると,それらDVT地震の震央分布に大きな差異は無かった。OBS計測による1日の地震発生数の経時変化は,気象庁による同時間陸地データと類似しており,口永良部島のような小さな島でも噴火の拡大に伴い,OBS観測データは地震発生頻度を把握するための有効な裏付けとなった。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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地球熱学,火山物理学  ,  自然災害 
引用文献 (10件):
  • Geological survey of Japan, AIST, Sakurajima Volcano Research center, DPRI, Kyoto Univ., 2016. Ground deformation at the summit region in the Kuchierabujima Volcano for ten years before August 3, 2014 eruption. Report of Coordinating Committee for Prediction of Volcanic Eruption, 119, 359-363.
  • Geshi, N., Kobayashi, T., 2006. Volcanic activities of Kuchinoerabujima Volcano within the last 30,000 years. Bull. Volcanol. Soc. Japan, 51, 1-20.
  • Fukuoka Volcanic Observation and Information Center, Kagoshima Meteorological Observatory, 2016. Bulletins on Volcanic Activity of Kuchierabujima Volcano (November, 2016). pp. 1-8.
  • Iguchi, M., 2007. Volcanic activity at Kuchinoerabujima Volcano in 2006. Report of Special Project on Practical Study on Prediction of Phreatic Eruption and Its change at Kuchierabujima Volcano, Japan; Dias. Prev. Res. Inst., Kyoto Univ., Japan, pp. 9-16.
  • Komazawa, M., Nakamura, K., Yamamoto, K., Iguchi, M., Akamatsu, J., 2007. Gravity anomalies of Kuchierabujima Volcano. Report of Special Project on Practical Study on Prediction of Phreatic Eruption and Its change at Kuchierabujima Volcano, Japan; Dias. Prev. Res. Inst., Kyoto Univ., Japan, pp.49-52.
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