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J-GLOBAL ID:201802211053319249   整理番号:18A1646285

リン酸化欠損変異体崩壊応答メディエーター蛋白質2ノックインマウスにおけるプロテオームと行動変化【JST・京大機械翻訳】

Proteome and behavioral alterations in phosphorylation-deficient mutant Collapsin Response Mediator Protein2 knock-in mice
著者 (19件):
資料名:
巻: 119  ページ: 207-217  発行年: 2018年 
JST資料番号: E0890A  ISSN: 0197-0186  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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DPYSL2として選択的に指定されたCRMP2は,軸索誘導分子セマホリン3A(Sema3A)のシグナル伝達を仲介する細胞内分子として同定される最初のCRMPファミリーメンバーであった。Sema3Aシグナル伝達において,サイクリン依存性キナーゼ5(Cdk5)は主にSer522でCRMP2をリン酸化する。グリコーゲンシンターゼキナーゼ-3β(GSK-3β)は続いてCRMP2のThr509とThr514の残基をリン酸化する。以前の研究は,CRMP2がアルツハイマー病のような神経障害の病因に関与することを示した。アルツハイマー病において,CRMP2の過剰リン酸化型は対螺旋状フィラメントに蓄積される。神経障害の病因におけるCRMP2のリン酸化の関与を洞察するために,CRMP2S522Aknock イン(crmp2~ki/ki)マウスを作製し,Ser522におけるCRMP2のリン酸化が皮質ニューロンにおける正常な樹状突起パターン形成に関与することを示した。しかし,CRMP2リン酸化の行動的影響とin vivoシグナル伝達ネットワークは完全には理解されていない。本研究では,crmp2~ki/kiマウスの行動およびプロテオミクス解析を行った。crmp2~ki/kiマウスは野生型マウスと比較して健康で,身体的特徴に明らかな差はなかったが,感情的行動の障害,社会性の低下,および疼痛刺激に対する低い感受性を示した。質量分析に基づくプロテオーム解析を通して,59の蛋白質が増加し,77の蛋白質がcrmp2~ki/kiマウスの前頭前野において減少することを見出した。特に,CRMP3,CRMP4およびCRMP5は,crmp2~ki/kiマウスにおいて増加した。KEGG(京都 Encyclopedia of Gen and Genomes)経路分析により,全蛋白質の増加における14の経路およびParkinson病,アルツハイマー病およびHuntington病の病因と関連する総蛋白質の減少における13の経路を同定した。著者らはまた,crmp2~ki/kiマウスにおける「TRPチャンネルの炎症性メディエーター調節」を含む減少したホスホペプチドにおいて,増加したホスホペプチドおよび16の経路において20の経路を検出した。著者らの研究は,Ser522におけるCRMP2のリン酸化が神経精神病および神経変性疾患および疼痛に関連する可能性があるシグナル伝達経路に関与することを示唆する。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
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神経の基礎医学  ,  中枢神経系 

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