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J-GLOBAL ID：201802211540035249   整理番号：18A1420729

低温でのTi-Fe-O合金の高サイクル疲労における亀裂発生サイトのフラクトグラフィ解析

Fractographical Analyses of Crack Initiation Site in High-cycle Fatigue for Ti-Fe-O Alloy at Low Temperature

著者 (3件)： Umezawa Osamu (Faculty of Engineering, Yokohama National University) ,  Yuasa Takayuki (Graduate School of Engineering, Yokohama National University) ,  Li Weibo (Graduate School of Engineering, Yokohama National University)
資料名： ISIJ International (Iron and Steel Institute of Japan)  (ISIJ International (Iron and Steel Institute of Japan))
巻： 58  号： 7  ページ： 1332-1340(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： F0100A  ISSN： 0915-1559  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 圧延板(L,T),交差圧延板(CR),および溝圧延棒(CS)の異なる加工を施したTi-Fe-O合金の高サイクル疲れ特性を77Kと293Kで評価した。引張軸に垂直な[0001]方向にランダムに配向した微細等軸α粒がCS試料中に生成した。CSは293Kにおいて長寿命領域で改善された疲れ強さを示したものの,各温度での試験材料間で10⁷サイクル疲れ強さの有意差は認められなかった。低応力レベルおよび77Kの条件では,表面下の亀裂発生が支配的であった。表面下の亀裂開始サイトはファセットまたは複数ファセットから成っていた。ファセットはL,T,およびCRにおいて(0001)と識別された。CSでは,(0001)ファセットは表面下亀裂開始サイトの起源を提供したが,{1010}ファセットは主に77Kのサイトを覆っていた。{1010}の剪断応力と開口応力の組合せは,隣接する結晶粒におけるファセット形成とその成長の原因となる可能性があった。最大応力範囲に及ぼす表面下亀裂開始サイトサイズの影響を評価し,最大応力拡大係数範囲ΔK_Imaxは,その温度と応力依存性を明らかにした。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *チタン合金 ,  鉄含有合金 ,  酸素含有合金 ,  ファセット ,  *低温 ,  *高サイクル疲れ ,  圧延 ,  傾斜圧延 ,  金属板 ,  金属棒 ,  等軸組織 ,  微細構造 ,  疲れ強さ ,  引張 ,  *亀裂発生 ,  剪断応力 ,  開口 ,  応力拡大係数 ,  結晶粒 ,  *破面検査 ,  *亀裂 ,  温度依存性
準シソーラス用語： フラクトグラフィー ,  交差圧延 ,  最大応力

著者キーワード (7件)： テクスチャ ,  マクロゾーン ,  粒状亀裂 ,  チタン合金 ,  疲労 ,  表面下亀裂発生 ,  低温

分類 (2件)： 金属材料  (HC05020S) ,  機械的性質  (WB02030U)

引用文献 (26件)：

• 1) W. Li and O. Umezawa: Key Eng. Mater., 741 (2017), 76.
• 2) O. Umezawa and K. Nagai: ISIJ Int., 37 (1997), 1170.
• 3) H. Yokoyama, O. Umezawa, K. Nagai, T. Suzuki and K. Kokubo: Metall. Mater. Trans. A, 31A (2000), 2793.
• 4) K. Nagai, T. Yuri, T. Ogata, O. Umezawa, K. Ishikawa, T. Nishimura, T. Mizoguchi and Y. Ito: ISIJ Int., 31 (1991), 882.
• 5) H. Yokoyama, O. Umezawa, K. Nagai and T. Suzuki: ISIJ Int., 37 (1997), 1237.

タイトルに関連する用語 (8件)： 低温 ,  Ti ,  Fe ,  合金 ,  高サイクル疲労 ,  亀裂発生 ,  フラクトグラフィ ,  解析