抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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二輪車の交通事故による死亡率は四輪車よりも3倍高いと言われている。その原因として,四輪車の運転者は車両の中にいるため事故が起きたとしても,車体によって身体を守られる場合があるが,二輪車の運転者は事故が起きたときに,身体を守ることがほとんどできないことが挙げられる。また,二輪車の車体は四輪車よりも小さいため,交差点付近で見落とされやすく,出会い頭事故に直結することがある。これは事故が起こる原因の1つである。見通しの悪い交差点では出会い頭事故の対策としてカーブミラーを設置し,死角をある程度補えるようにはなっているが,それでも見落としが起きるなどして事故が起こるケースは存在するため,万能ではない。四輪車と比べると死亡事故の件数は少ないが死亡事故の割合の多い二輪車の交通事故を削減し死者を少しでも減らすことは現在の自動車社会の解決すべき課題の1つである。本論文では,二輪車の事故の中でも最も多い出会い頭事故の削減を目的とし,V2Xを用いた手法の提案とV2Xのための適切な通信開始位置の検討結果を述べる。(著者抄録)