抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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これからの企業が生き残っていくためには,過去の成功に縛られない継続的なイノベーションが必要である。イノベーションを創出するためには,イノベーションの種を発想する必要がある。そしてイノベーション創出のためには,ニーズ・シーズ共導型の発想が必要であるといわれている。これまでに,イノベーションのための発想法として,創造技法として知られるワークデザインの『目的展開』が有効であることが示されている。また,機能表現を自問自答して可能性を追究する『可能展開』という思考法は,新たな用途を開発していくシーズを探求する思考法である。『目的展開』は,上位の目的を追求することによって真のニーズを探求する思考法であり,この2つの思考法を体系的に用いることによってイノベーション創出の可能性を高めることができると考えた。そこでこれらの研究を統合し,イノベーションの種を創案するために体系化された発想法として“イノベーション創出思考法”を開発した。本稿は,この“イノベーション創出思考法”の理論と方法論を解説することを目的とする。(著者抄録)