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J-GLOBAL ID：201802213132360033   整理番号：18A0229740

ナノ構造制御による色素分子-金属ナノ粒子間相互作用の微視的観察

Microscopic study on strong interaction between dye molecule and localized surface plasmon resonance by nano-structure control

著者 (1件)： 江口美陽 (物質・材料研究機構)
資料名： 光化学  (Photochemistry)
巻： 46  号： 3  ページ： 165-168  発行年： 2015年12月21日 
JST資料番号： L1031A  ISSN： 0913-4689  CODEN： KOKAEQ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本トピックでは,色素分子および金属ナノ粒子の構造制御による「励起子ポラリトン」の形成について解説する。励起子ポラリトンとは,励起子とポラリトンが融合した状態である。最初に,ポリフィリンの構造制御ではポリフィリン単量体配列の作製,ポリフィリン配向角の制御,金属ナノ粒子の構造制御,最後にポリフィリン励起子-局在型表面プラズモンの強結合ではポリフィリン-金属ナノ粒子の構造制御,励起子ポラリトンの形成に関して記述する。このようにして,ナノ構造で制御された色素単量体と金属ナノ粒子の複合化により励起子ポラリトンの観察に初めて成功したことは,今後の異方性の高いロッド状や直方体などの金属ナノ粒子の活用に期待がもてる。

シソーラス用語： 制御 ,  ナノ構造 ,  色素 ,  光化学 ,  *ポラリトン ,  *励起子 ,  ナノ粒子 ,  金属 ,  静電相互作用 ,  異方性 ,  角度 ,  配向 ,  表面プラズモン ,  局所性
準シソーラス用語： ナノ構造制御 ,  局在表面プラズモン ,  金属ナノ粒子 ,  色素分子 ,  配向角 ,  粒子間相互作用 ,  *励起子ポラリトン

分類 (3件)： 金属の結晶構造  (BK06000V) ,  染料  (YJ05000I) ,  光化学一般  (CB08010U)

物質索引 (1件)： ポリフィリンD

引用文献 (14件)：

• C. L. G. Alzar, M. A. G. Martinez, P. Nussenzveig, Am. J Phys. 70, 37 (2002).
• 梶川浩太郎、岡本隆之、高原淳一、岡本晃一、アクティブ・プラズモニクス(2013)
• D. G. Lidzey, D. D. C. Bladley, M. S. Skolnick, T. Virgili, S. Walker, D. M. Whittaker, Nature, 395, 53 (1998).
• Y. Sugawara, T. A. Kelf, J. J. Baumberg, M.E. Abdelsalam, P. N. Bartlett, Phys. Rev. Lett., 97, 266808 (2006).
• T.-W. Hao, H.-Y. Wang, Y. Jiang, Q.-D. Chen, K. Ueno, W.-Q. Wang, H. Misawa, H.-B. Sun, Angew. Chem. 50, 7824 (2011).

タイトルに関連する用語 (4件)： ナノ構造制御 ,  色素分子 ,  粒子間相互作用 ,  観察