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J-GLOBAL ID：201802213189587273   整理番号：18A0694073

壁面設置型集熱器に向けた放物面鏡を用いた太陽集光系の設計

Design of wall-mounted solar collector with concentration by a parabolic mirror

著者 (3件)： 秋澤淳 (東京農工大 大学院工学研究院) ,  樫出亮 (東京農工大 大学院生物システム応用科学府) ,  中山政行 (東京農工大 大学院生物システム応用科学府)
資料名： 太陽エネルギー  (Journal of JSES)
巻： 44  号： 2  ページ： 59-64  発行年： 2018年03月31日 
JST資料番号： G0259A  ISSN： 0388-9564  CODEN： TAENAW  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究の目的は,太陽光集光のエネルギー密度を高めるために放物面鏡をもつ垂直に設置された太陽集熱器の性能を評価することである。平面吸収体が放物面鏡の底部に設置されている。太陽光日射の回収を評価するためと焦点距離や軸の傾斜角のような放物線の幾何学的パラメーターの最適設定を見い出すために光線追尾シミュレーションを用いた。そのシステムは設置壁から100mm以内と仮定された。最大化されるべき目的関数は冬季,例えば11月から2月までに吸収体に取り込まれる太陽光日射のエネルギー強度である。それは焦点距離95mm,角度25°が最適であることを設計パラメーターの感度解析から導いた。放物面鏡は効率よく太陽光を集め,その結果反射で集めた光は毎月の集光量の74~79%に相当した。年間性能の観点からすると,提案のシステムは冬季には非常に高いエネルギー密度を供給し,一方夏季には非常に小さいエネルギー密度を供給するが,その挙動は年間通した住宅の熱負荷変化に一致するので望ましいことと考えられる。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *壁面 ,  *集光集熱器 ,  *放物面鏡 ,  システム ,  再生エネルギー ,  太陽光 ,  集光 ,  吸収体 ,  日射 ,  焦点距離 ,  傾斜角 ,  エネルギー密度 ,  感度解析 ,  目的関数
準シソーラス用語： *太陽集光システム

分類 (1件)： 太陽エネルギー利用機器  (QE05020H)

引用文献 (10件)：

• ソーラーシステム振興協会ホームページ, 集合住宅用設置事例 (Nov. 2017), http://www.ssda.or.jp/example/apartment/
• サンジュニアホームページ, 業務用太陽熱給湯システム事例集 (Nov. 2017), http://www.sunjunior.co.jp/business/solar_case/index.html
• 新エネルギー・産業技術総合開発機構編, NEDO再生可能エネルギー技術白書 第2版, (2014), 森北出版, 東京.
• R. Winston, C. Juan, P. Benítez, Non-Imaging Optics, (2005), Elsevier Academic Press, Cambridge.
• M. Umair, A. Akisawa, Y. Ueda, Optimum Settings for a Compound Parabolic Concentrator with Wings Providing Increased Duration of Effective Temperature for Solar-Driven Systems: A Case Study for Tokyo, Energies, 7(1), 28-42, (2013).

タイトルに関連する用語 (6件)： 壁面 ,  集熱器 ,  放物面鏡 ,  太陽 ,  集光 ,  設計