抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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日本の愛媛県松山市にある道後温泉は,日本で最も古く最も有名な温泉の一つである。春における井戸水位または放出量は,しばしば地震時に減少し,過去の南海地震に関連して地震後に増加した。筆者らは,1946年の南海地震の直後と1985年から2015年までの期間にわたって,春に記録された井戸水位データを分析した。この解析から,気象庁スケールで松山市において震度が4以上の大きい地震に関連した5つの地震後井戸水位の増加を得た。5つの地震後増加のパターンは非常に類似しており,指数関数的収束の傾向を示した。これらの地震後の増加は,一種の拡散方程式である地下水運動の基礎方程式によって説明できることを見出した。また,拡散係数や透水係数の変化を検出することも試みた。しかし,その検出はできていない。(翻訳著者抄録)