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J-GLOBAL ID：201802214203362502   整理番号：18A1471376

聴覚特性を考慮した省電力音響再生のための音源加工-マスキング効果が音源加工に与える影響について-

Study on power saving audio playback consider auditory characteristics-Introduction of masking characteristics-

著者 (3件)： 中嶋司 (九州工大) ,  中川原光洋 (パナソニック) ,  水町光徳 (九州工大)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 118  号： 149(EA2018 1-27)  ページ： 47-52  発行年： 2018年07月17日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 定額制音楽配信サービスやスマートスピーカの普及により,音響再生の多様化が進んでいる。例えば,スマートフォンなどの携帯型デバイスによる音楽再生では,音楽聴取時のバッテリ消費が問題となっている。本研究は,音響再生の省電力化を目的として,新たな音源加工方式を提案する。著者らは,聴覚特性を考慮し,周波数帯域ごとのパワー調整を行うことにより,加工音源再生時の消費電力と主観印象との関係を調査している。本稿では,心理音響モデルに基づくマスキング特性を考慮し,より低歪な音源加工方式を提案する。提案法による加工音源再生時の消費電力に関しては,原音再生時と比較して約20%の削減を達成した。また,聴取実験の結果,提案法は,従来法と比較し,加工による主観的歪みを低減できることを確認した。(著者抄録)

シソーラス用語： *マスキング ,  *省エネルギー ,  *音響 ,  *聴覚 ,  主観評価 ,  音環境 ,  *フィルタ ,  *音声認識 ,  音響効果
準シソーラス用語： マスキング効果 ,  音楽聴取 ,  *音響再生 ,  音源加工 ,  *省電力 ,  *省電力音響再生

分類 (3件)： 音響測定  (BB03040R) ,  パターン認識  (JE07000S) ,  音声処理  (JE05000E)

引用文献 (8件)：

• 田上隆久′′磁性流体スピーカの開発′′日本音響学会誌,vol.70, no.6, pp.340-344,2014.
• 岡村淳一,安田彰,′′デジタル信号でスピーカを駆動、空間で音を合成′′,日経BP社, http://bizboard.nikkeibp.co.jp/houjin/cgi-bin/nsearch/md_pdf.p1/0000257180.pdf?NEWS_ID=0000257180&CONTENTS=1&bt=NE&SYSTEM_ID=HO ( 参照日 : 2018-5-25)
• 中川原光洋、久保田航、水町光徳、′′聴覚特性を考慮した音源加工による省電力音源再生に関する検討′′,日本音響学会2017年秋季研究発表会講演論文集,pp.1149-1150, Sep.2009.
• L.Boney, A.H. Tewfik, and K.N. Hamdy, ′′Digital watermarks for audio signals′′,(1996)
• 日本音響学会「音響キーワードブック」、コロナ社(2016)

タイトルに関連する用語 (5件)： 聴覚 ,  省電力 ,  音響再生 ,  音源 ,  マスキング効果