文献
J-GLOBAL ID:201802214302913612   整理番号:18A1850627

軽元素安定同位体比の高感度分析に基づく地球惑星科学研究・地球環境科学研究の新展開

Recent advances in earth and environmental sciences using natural stable isotopes as tracers
著者 (1件):
資料名:
巻: 52  号:ページ: 107-129(J-STAGE)  発行年: 2018年 
JST資料番号: G0754A  ISSN: 0386-4073  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
分子状水素(H2)と水蒸気の間の水素同位体交換平衡を用いることによって,HIReTSと呼ばれる新しい方法(水素同位体遠隔温度センシング)を,噴気出口温度のリモートセンシングのために提案した。この方法では,噴気中のH2の水素同位体組成(δD)を火山プルーム中での観測から遠隔的に得て,得られた噴気中のH2のδDから噴気孔温度を導出した。HIReTS法は,活火山において実際の噴気孔を直接観測できない場合に,噴気温度を遠隔的に得るために使用できる。硝酸塩の17O過剰(Δ17O)の活用における最近の進歩も要約した。自然環境における可能な硝酸塩の供給源の中で,光化学反応を通して大気NOから生成される大気硝酸塩だけが,オゾンからの酸素原子の移動を反映して,17Oの異常な濃縮という特徴を持つ。さらに,Δ17Oは脱窒や同化のような部分的代謝の間は安定であるため,Δ17Oのこれらの特性を用いることにより,著者と共同研究者は表層生態系に沈着した大気硝酸塩の消長を追跡できた。これはまた,硝酸塩のΔ17Oを用いて,硝化を通じた生成速度や同化および脱窒を通じた代謝速度といった水環境における硝酸塩のダイナミクスを定量化する新しい方法を提案することを可能にした。Δ17O法は,時間的変動を含む硝酸塩のダイナミクスの決定に関して,従来の人工トレーサ法の代替法を提供すると考えられる。(翻訳著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
水圏・生物圏の地球化学  ,  地球熱学,火山物理学  ,  その他の同位体地球化学 
引用文献 (85件):

前のページに戻る