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J-GLOBAL ID：201802214424942995   整理番号：18A1707156

ラテックス粒子の細胞毒性と生体組織工学への可能性探索

Potential Application for Tissue Engineering in Natural Rubber Latex

著者 (1件)： 岡本正巳 (豊田工大 大学院工学研究科)
資料名： 日本ゴム協会誌  (Journal of the Society of Rubber Science and Technology, Japan)
巻： 91  号： 9  ページ： 331-336  発行年： 2018年09月15日 
JST資料番号： G0157A  ISSN： 0029-022X  CODEN： NGOKAF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 天然ゴムラテックス(NRL)は,主に伝統的な工業製品を中心にして使用されているが,現在,それらのターゲットアプリケーションは連続的に生体組織工学に拡大している。NRLの再生医療応用に関する知識を広げるために,著者らは,癌細胞(A549,A2780,およびMDA-MB-231)のパネルに対して,in vitroでのラテックス生体適合性を初めて調べた。超遠心分離によるNRLナノ粒子の分別により,細胞毒性に及ぼす非ゴム成分の影響を明らかにした。加えて,癌細胞に対する細胞周期停止能とアポトーシス誘導プロファイルを含む深い研究を詳細に検討した。NRLナノ粒子を生体組織工学に使用するためには,細胞との生物学的相互作用,ならびに良好な機械的性質を設計する必要がある。細胞は複雑な生態系において,微妙に外部のナノスケールの特徴を感覚し,応答することができる。これを念頭に置いて,細胞分化の深い理解は,新しい骨再生と軟骨治療を含む生体組織工学に新しい展望をもたらす可能性がある。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： A549細胞 ,  腫瘍細胞 ,  培養細胞 ,  パネル ,  *生体組織工学 ,  *ラテックス ,  in vitro実験 ,  ナノ粒子 ,  *細胞毒性 ,  細胞分化 ,  治療法 ,  生体適合性 ,  骨形成 ,  軟骨 ,  A2780細胞 ,  MDA-MB-231細胞 ,  アポトーシス誘導 ,  ナノスケール ,  骨再生 ,  細胞周期停止 ,  軟骨細胞分化 ,  分化 ,  発生生理
準シソーラス用語： 超遠心分離

分類 (1件)： 高分子固体のその他の性質  (CG02025L)

引用文献 (22件)：

• 1) Tang, C.; Huang, D.; Yang, Y.; Liu, S.; Sakr, S.; Li, H.; Zhou, Y.; Qin, Y. Plant Cell Environ. 2010, 33, 1708.
• 2) Ereno, C.; Catanzaro Guimaraes, S. A.; Pasetto, S.; Herculano, R. D.; Silva, C. P.; Graeff, C. F.; Tavano, O.; Baffa, O.; Kinoshita, A. J. Biomed. Mater. Res., Part A 2010, 95A, 932.
• 3) Herculano, R. D.; Silva, C. P.; Ereno, C.; Catanzaro Guimaraes, S. A.; Kinoshita, A.; de Oliveira Graeff, C. F. Mater. Res. 2009, 12, 253.
• 4) Sampaio, R. B.; Mendonca, R. J.; Simioni, A. R.; Costa, R. A.; Siqueira, R. C.; Correa, V. M.; Tedesco, A. C.; Haddad, A. Coutinho Netto, J.; Jorge, R. Curr. Eye Res. 2010, 35, 56.
• 5) Floriano, J. F.; Silveira da Mota, L. S. L.; Furtado, E. L.; Rossetto, V. J. V.; Graeff, C. F. O. J. Mater. Sci.: Mater. Med. 2014, 25, 461.

タイトルに関連する用語 (5件)： ラテックス ,  細胞毒性 ,  生体組織工学 ,  可能性 ,  探索