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J-GLOBAL ID：201802214628895704   整理番号：18A0852599

アスパラガス衰退における自己毒性化合物の関与【JST・京大機械翻訳】

Involvement of an autotoxic compound in asparagus decline

著者 (3件)： Kato-Noguchi Hisashi (Department of Applied Biological Science, Faculty of Agriculture, Kagawa University, Miki, Kagawa 761-0795, Japan) ,  Nakamura Keisuke (Department of Applied Biological Science, Faculty of Agriculture, Kagawa University, Miki, Kagawa 761-0795, Japan) ,  Okuda Nobuyuki (Department of Applied Biological Science, Faculty of Agriculture, Kagawa University, Miki, Kagawa 761-0795, Japan)
資料名： Journal of Plant Physiology  (Journal of Plant Physiology)
巻： 224-225  ページ： 49-55  発行年： 2018年 
JST資料番号： E0822B  ISSN： 0176-1617  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： アスパラガス(Asparagus officinalis L.)は,広く栽培されている多年生性で,10年以上収穫できる。しかし,「アスパラガス低下」と呼ばれる数年の栽培後の作物品質と収量低下は,アスパラガス植物が新しい若いアスパラガス植物と置換されたとしても,作物の生産性と品質は比較的低く,「アスパラガス再植物問題」として知られている。「アスパラガス低下」と「アスパラガス再植物問題」の可能な理由の一つはアスパラガスの自己毒性であると考えられている。しかし,自己毒性に関与する化合物は明らかでない。したがって,本研究の目的は,「アスパラガス低下」と「アスパラガス再植物問題」における自己毒性の潜在的役割を決定することであった。10年間のアスパラガス栽培土壌の水性メタノール抽出物は,アスパラガス実生と他の2つの試験植物の成長を濃度依存的に阻害した。結果は,アスパラガス土壌が自己毒性活性を持つことを確認した。次に,抽出物を,阻害活性をモニターすることによって,いくつかのクロマトグラフィーによって精製し,そして,自己毒性効果を引き起こす強力な成長阻害物質を分離した。化合物の化学構造をスペクトルデータにより決定し,trans-けい皮酸が10μM以上の濃度でアスパラガス実生の成長を阻害した。アスパラガス(IC50)の50%成長阻害に必要な濃度は,10年のアスパラガス栽培土壌において,4.1~41.6μm trans-けい皮酸蓄積174μMであり,そのIC50値を考慮すると,アスパラガスに対する成長阻害を引き起こすのに十分なレベルである可能性がある。したがって,trans-けい皮酸はアスパラガス土壌の自己毒性効果に寄与し,「アスパラガス低下」と「アスパラガス再植物問題」の原因となる可能性がある。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 植物毒性 ,  品質 ,  栽培 ,  成長阻害 ,  実生 ,  クロマトグラフィー ,  アレロパシー ,  *アスパラガス ,  毒性 ,  農作物 ,  スペクトルデータ ,  化学構造 ,  阻害活性 ,  抽出物
準シソーラス用語： 作物品質 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (6件)： アレロパシー ,  アスパラガスの衰退 ,  自己毒性 ,  植物毒性 ,  けい皮酸 ,  再プラント問題

分類 (2件)： 植物の生化学  (EH01050J) ,  植物生理学一般  (EH02010Y)

タイトルに関連する用語 (4件)： アスパラガス ,  衰退 ,  自己 ,  毒性