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J-GLOBAL ID：201802215499908088   整理番号：18A1122886

量子スピン液体研究の最前線(その2)

著者 (2件)： 求幸年 (東大 大学院工学系研究科) ,  那須譲治 (東京工大 理学院)
資料名： 固体物理  (Solid State Physics)
巻： 53  号： 6  ページ： 305-316  発行年： 2018年06月15日 
JST資料番号： F0158B  ISSN： 0454-4544  CODEN： KOTBA2  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・Kitaevモデルを詳細に解説。Kitaevモデルの厳密な基底状態がどのように得られるか概説。
・その過程でスピンがMajoranaフェルミオンとZ₂フラックスと呼ぶ保存量に分裂するスピン分数化と言う特徴的な挙動が現れることを提示。
・Kitaevモデルの現実の磁性体との関連を論じ,研究が盛んに行われている候補物質,1)イリジウム酸化物Na₂IrO₃,α-Li₂IrO₃,2)ルテニウム化合物,α-RuCl₃,3)イリジウム酸化物,β-Li₂IrO₃,γ-Li₂IrO₃のKitaevモデルと関連する物性を説明。
・これら状況を,1)Kitaevモデルと保存量,2)Majoranaフェルミオン表示,3)基底状態と厳密解,4)スピンの分数化,5)toric codeとトポロジカル秩序,6)スピン軌道Mott絶縁体とKitaevモデル,7)Kitaevモデルの候補物質,の章に分けて解説。

シソーラス用語： モデル ,  基底状態 ,  量子液体 ,  フェルミオン ,  分数 ,  *イリジウム化合物 ,  酸化物 ,  ナトリウム化合物 ,  リチウム化合物 ,  ルテニウム化合物 ,  運動の定数 ,  規則度 ,  絶縁体 ,  *量子スピン液体 ,  Mott-Hubbard絶縁体
準シソーラス用語： *Kitaev模型 ,  Majoranaフェルミオン ,  Mott絶縁体 ,  スピン分数化 ,  トポロジカル秩序 ,  保存量

分類 (2件)： 電子構造一般  (BM02010K) ,  磁性理論  (BM06020X)

タイトルに関連する用語 (2件)： 量子スピン液体 ,  研究