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J-GLOBAL ID：201802215920764738   整理番号：18A2052477

第一原理からの単一成分分子性導体[Pd(dddt)₂]におけるトポロジカルノーダルライン半金属の有効ハミルトニアン

Effective Hamiltonian of Topological Nodal Line Semimetal in Single-Component Molecular Conductor [Pd(dddt)₂] from First-Principles

著者 (3件)： TSUMURAYA Takao (Kumamoto Univ., Kumamoto, JPN) ,  KATO Reizo (RIKEN, Saitama, JPN) ,  SUZUMURA Yoshikazu (Nagoya Univ., Nagoya, JPN)
資料名： Journal of the Physical Society of Japan  (Journal of the Physical Society of Japan)
巻： 87  号： 11  ページ： 113701.1-113701.5  発行年： 2018年11月15日 
JST資料番号： G0509A  ISSN： 0031-9015  CODEN： JUPSA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 第一原理密度汎関数理論計算を用いて,著者らは異なるパリティを持つHOMO及びLUMOからなる単一成分分子性導体[Pd(dddt)₂]に対する非共面ノーダルループを得た。2つの典型的なDirac点に焦点を合わせ,著者らはノーダルラインに関連した2種類の速度に関して有効2×2行列ハミルトニアンのモデルを提示した。モデルの基本原理を,2つのバンドエネルギーが縮退し,そして非対角行列要素が消える各Dirac点上でのHOMO及びLUMOとして取り込んだ。第一原理計算に従いDiracコーンを合理的に記述する本モデルは,トポロジカルノーダルライン半金属の電子状態を解析する新しい方法を提供する。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *電子状態 ,  *バンド構造 ,  Brillouin帯 ,  *有効ハミルトニアン ,  HOMO ,  LUMO ,  分子結晶 ,  圧力効果 ,  有機伝導体 ,  *半金属 ,  位相幾何学 ,  結晶構造 ,  密度汎関数法 ,  第一原理 ,  縮退 ,  エネルギーギャップ ,  *パラジウム錯体 ,  *導体 ,  Diracコーン ,  Dirac点 ,  トポロジカル半金属 ,  分子性導体

分類 (1件)： 分子の電子構造  (BH05010Q)

引用文献 (36件)：

• R. Kato, H. Cui, T. Tsumuraya, T. Miyazaki, and Y. Suzumura, J. Am. Chem. Soc. 139, 1770 (2017).
• W. Kohn and L. J. Sham, Phys. Rev. 140, A1133 (1965).
• T. Tsumuraya, H. Sawahata, F. Ishii, H. Kino, R. Kato, and T. Miyazaki, Am. Phys. Soc. Bull, R14.00012 (2018).
• R. Kato and Y. Suzumura, J. Phys. Soc. Jpn. 86, 064705 (2017).
• Y. Suzumura and R. Kato, Jpn. J. Appl. Phys. 56, 05FB02 (2017).

タイトルに関連する用語 (5件)： 第一原理 ,  分子性導体 ,  PD ,  半金属 ,  有効ハミルトニアン