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J-GLOBAL ID：201802216815396683   整理番号：18A2052263

リニア駆動型回転変調磁場発生装置の開発と3次元結晶配向

Linear-Drive Type Modulated Rotating Magnetic Field and Three Dimensional Crystal Orientation

著者 (1件)： 堀井滋 (京都大学大学院エネルギー科学研究科エネルギー応用科学専攻)
資料名： 粉体および粉末冶金  (Journal of the Japan Society of Powder and Powder Metallurgy)
巻： 65  号： 10  ページ： 634-639(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： F0691A  ISSN： 0532-8799  CODEN： FOFUA2  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 変調回転磁場(MRF)は,三軸磁気異方性をもつ物質の二軸結晶粒アライメントを可能にする。これは,室温で適用できる材料生産プロセスの候補である。しかし,磁束の回転は線形運動を伴う連続的な生産プロセスには不適切である。本レビュー記事では二つのトピックスを紹介した。一つは,回転磁場による磁化困難軸のアラインメントに必要な要件であった。もう一つはリニア駆動型MRFを生成できる装置の開発であった。前者のトピックスでは,高い配向度が困難な軸のアラインメントを達成するため,磁気フラックスの配向と回転速度に対する磁気エネルギーが考慮されるべきであると述べた。後者の話題では,配列された永久磁石ユニットの設計を含む装置の詳細について述べた。さらに,原理証明実験としてその装置を用いて,実際の双晶微細構造を有する希土類ベース銅酸化物超伝導体,DyBa₂Cu₃O_yの二軸磁気アライメントを試みた。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 回転磁場 ,  多軸 ,  *磁気異方性 ,  三次元 ,  *結晶方位 ,  二軸 ,  結晶粒 ,  アラインメント ,  軸方向 ,  磁束 ,  線形性 ,  微細構造 ,  双晶 ,  *銅酸化物超伝導体 ,  永久磁石 ,  磁化
準シソーラス用語： 三軸 ,  磁化困難軸 ,  磁気エネルギー ,  発生装置 ,  連続生産

著者キーワード (8件)： 磁気整列 ,  線形駆動 ,  変調回転磁場 ,  超伝導体 ,  磁気整列 ,  線形駆動 ,  変調回転磁場 ,  超伝導体

分類 (2件)： セラミック・磁器の性質  (YC03030G) ,  酸化物結晶の磁性  (BM06050E)

引用文献 (12件)：

• 1) T. Kimura: Polymer J., 35 (2003) 823-843.
• 2) T. Kimura, F. Kimura, M. Yoshino: Langmuir, 22 (2006) 3464.
• 3) T. Fukushima, S. Horii, H. Ogino, T. Uchikoshi, T. S. Suzuki, Y. Sakka, J. Shimoyama, K. Kishio: Appl. Phys. Express, 1 (2008) 111701.
• 4) S. Horii, M. Yamaki, M. Haruta, J. Shimoyama: IEEJ Trans. Fund. and Mater., 132 (2012) 397-403. (in Japanese)
• 5) M. Yamaki, S. Horii, M. Haruta, J. Shimoyama: Jpn. J. Appl. Phys., 51 (2012) 010107.

タイトルに関連する用語 (6件)： リニア ,  変調 ,  磁場発生装置 ,  開発 ,  3次元 ,  結晶配向