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J-GLOBAL ID：201802216857486248   整理番号：18A1228966

低緯度帯における確率台風モデルの改良とその南太平洋島嶼国における沿岸ハザード評価への適用

STUDY ON COASTAL HAZARD AROUND SOUTH PACIFIC ISLANDS BASED ON STOCHASTIC TYPHOON MODEL

著者 (3件)： 中村駿一郎 (東海旅客鉄道株式会社 人事部人事課) ,  田島芳満 (東京大学大学院 工学系研究科社会基盤学専攻) ,  神原雅宏 (株式会社大林組 首都高JV東品川工事事務所)
資料名： 土木学会論文集 B2(海岸工学)(Web)  (海岸工学論文集(Web))
巻： 73  号： 2  ページ： I_133-I_138(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0396A  ISSN： 1883-8944  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 南太平洋の島嶼国はサイクロンに起因する沿岸ハザードに晒されているものの,比較的小規模な国土や,リーフや周辺島嶼による複雑な海岸形状の影響もあり,各地域のハザードを観測データや災害履歴のみから推定するのは困難である.本研究では確率台風モデルを適用し,フィジーやバヌアツにおける沖波波高の統計的評価を試みた.まず低緯度帯に留まるサイクロンの特性を勘案し,経路の算定には自己回帰モデルと移動速度成分の変化量を確率分布から推定するモデルとを組み合わせ,また,中心気圧の算定には発達項と減衰項を分離して自己回帰モデルに適用するなどの改良を加えた.最後に妥当性を検証した確率台風モデルを南太平洋島嶼国に適用し,海岸線の方向や地形条件により異なる来襲波浪の特性を整理した.(著者抄録)

シソーラス用語： 台風 ,  *確率モデル ,  南太平洋 ,  島 ,  沿岸帯 ,  *熱帯低気圧 ,  リスク ,  波浪 ,  波高 ,  *サイクロン ,  ハザード ,  *確率台風モデル ,  *数学モデル
準シソーラス用語： 沖波

著者キーワード (4件)： stochastic typhoon model ,  tropical cyclone ,  oceanian islands ,  stormy waves

分類 (1件)： 大規模擾乱,台風,大気重力波  (DC05070R)

引用文献 (8件)：

• 1) Tajima, Y., T. Yasuda, et al. : Initial report of JSCE-PICE Joint Survey on storm surge disaster caused by typhoon Haiyan, Coast. Eng. J., 56, doi:10.1142/S0578563414500065, 2014.
• 2) Tajima, Y., Lapidez, J. P., et al. : Post-Disaster Survey of Storm Surge and Waves along the Coast of Batanes, the Philippines, caused by Super Typhoon Meranti / Ferdie, Coast. Eng. J., 59(1), doi:10.1142/S0578563417500097, 2017.
• 3) 河合弘泰,橋本典明 : 確率台風モデルの構築とそれを用いた高潮の出現確率分布の試算,港湾空港技術研究所,27p., 2005.
• 4) James, M. K. and Mason, L. B. : Synthetic tropical cyclone database, Journal of Waterway, Port, Coastal and Ocean Engineering, Vol. 131, No. 4, pp. 181-192, 2005
• 5) 中條壮大,森信人,安田誠宏,間瀬肇 : 時系列相関型の全球確率台風モデルの開発. 土木学会論文集B2, Vol. 69, No. 1,pp64-76,2013

タイトルに関連する用語 (7件)： 低緯度 ,  確率台風モデル ,  南太平洋 ,  島嶼 ,  沿岸 ,  ハザード ,  評価