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J-GLOBAL ID：201802217122036426   整理番号：18A0950420

並列計算を用いたSA法による都道府県レベルの大規模世帯の復元

Reconstructing Prefecture-level Large-scale Household Composition Using Parallel Computing

著者 (2件)： 原田拓弥 (関西大学大学院総合情報学研究科) ,  村田忠彦 (関西大学総合情報学部)
資料名： 計測自動制御学会論文集  (Transactions of the Society of Instrument and Control Engineers)
巻： 54  号： 4  ページ： 421-429(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： S0104A  ISSN： 0453-4654  CODEN： KJSRA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本稿では,並列計算技術を用いて,マイクロシミュレーション(MS)やエージェントベースシミュレーション(ABS)のために大規模世帯構成を復元した。MSやABSが,最近,社会シミュレーションに採用されている。MSやABSを有効にするには,世帯の各構成員の年齢,職業,その他の特性などの各世帯構成をシミュレーション前に準備する必要がある。しかし,実際の世帯構成は,プライバシーやセキュリティ上の理由から研究者が利用することができない。したがって,MSやABSのための人工集団を生成するために,統計からの復元方法を開発する。本稿では,並列計算技術を用いた統計に基づいて都道府県レベルの大規模世帯構成を復元する方法を提案した。できるだけ早く人工集団を生成するためには,並列計算技術が復元法に不可欠であった。本稿では,従来提案されている復元法に並列計算を適用する際の課題と,提案手法の有効性を示した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *並列演算 ,  *シミュレーテッドアニーリング ,  *家族構成 ,  シミュレーション ,  計算機シミュレーション ,  地方自治体 ,  国勢調査
準シソーラス用語： エージェントベースシミュレーション ,  マイクロシミュレーション ,  *世帯構成 ,  都道府県 ,  *並列計算

著者キーワード (4件)： 統計的特性 ,  大規模世帯の再構築 ,  並列コンピューティング ,  シミュレーテッドアニーリング

分類 (2件)： システム・制御理論一般  (IA02010H) ,  計算機利用技術一般  (JE01000C)

引用文献 (16件)：

• 1) 小柳義夫:計算科学とシミュレーション,http://olab.is.s.u-tokyo.ac.jp/~oyanagi/reports/cs-and-sim.txt (2003)
• 2) 出口 弘:社会シミュレーション&サービスシステムが目指す世界,計測と制御,52-7, 563/567 (2013)
• 3) 矢田晴那:政策分析ツールとしてのマイクロ·シミュレーション,ファイナンス,35/40 (2010)
• 4) 山影 進:社会科学とマルチエージェントシミュレーション-シミュレータ開発と事例提供の課題-,情報科学,27, 1/10 (2007)
• 5) A.G. Wilson and C.E. Pownall: A new represen-tation of the urban system for modeling and for the study of micro-level interdependence, Area, 8-4, 246/254 (1976)

タイトルに関連する用語 (6件)： 並列計算 ,  SA ,  都道府県 ,  大規模 ,  世帯 ,  復元