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J-GLOBAL ID:201802217529291470   整理番号:18A0750723

普通系コムギ由来の赤かび病抵抗性QTLを導入したデュラムコムギ系統の評価

Improving Fusarium head blight resistance by introducing the QTLs from bread wheat in durum wheat
著者 (7件):
資料名:
号: 18  ページ: 29-39 (WEB ONLY)  発行年: 2018年03月28日 
JST資料番号: U1293A  ISSN: 2432-809X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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デュラムコムギ(Triticum turgidum ssp.durum(Desf.)Husn.2n=4x=28AABB)は赤かび病に極めて弱く,開花期から成熟期に降雨による赤かび病の被害が拡大しやすいため,赤かび病抵抗性の向上が急務である。赤かび病はFusarium graminearum Schwabeが小花に感染し,拡大する病斑を示すとともにデオキシニレバノール(DON)を始めとする人体に有害な毒素を蓄積することが知られている。本研究は4倍体のデュラムコムギに赤かび病抵抗性を付与することを目的にしているが,赤かび病抵抗性が強いデュラムコムギの報告は少ない。そのため赤かび病抵抗性普通系コムギ(T.aestivum L.2n=6x=42AABBDD)からAおよびBゲノムに由来する赤かび病抵抗性QTL Qfhs.ndsu-3BS(3BS)およびQfhs.ifa-5A(5A)を戻し交配によりデュラムコムギに導入し,その効果を評価した。赤かび病抵抗性の検定は,BC3系統およびBC5の準同質遺伝子系統(NILs)を用い散水設備を設置したビニールハウス内で行い,出穂期に赤かび病菌を接種した大麦粒を散布し,散水により赤かび病を誘発した。赤かび病抵抗性は開花後21・28日目の罹病穂率,収穫した種子の整粒歩合,DON蓄積量で評価した。3BSを導入したBC3系統およびNILsは罹病穂率が低下する傾向にあり,年次によっては整粒歩合の向上やDON蓄積量の低下の傾向が見られ,赤かび病抵抗性が向上する傾向が明らかになった。3BSに加え5Aを導入したNILは赤かび病抵抗性の更なる向上は認められなかったが,5Aの抵抗性遺伝子領域が脱落した可能性があり,さらに詳細な赤かび病抵抗性の評価が必要である。(著者抄録)
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分類 (4件):
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麦  ,  菌類による植物病害  ,  栽培的防除  ,  作物の品種改良 
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引用文献 (35件):

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