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J-GLOBAL ID:201802217772070178   整理番号:18A0461175

耐倒伏性およびいもち病圃場抵抗性に優れる良食味水稲糯品種「ときめきもち」の育成

“Tokimekimochi”: A New Glutinous Rice Cultivar with Strong Lodging Resistance, Strong Blast Field Resistance and High Eating Quality
著者 (9件):
資料名:
号: 119  ページ: 41-52 (WEB ONLY)  発行年: 2017年03月01日 
JST資料番号: U1309A  ISSN: 2432-8081  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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「ときめきもち」は,2004年に東北農業研究センターにおいて「奥羽糯391号」に「奥羽直376号」を交配した後代から選抜,育成した多収で耐倒伏性およびいもち病圃場抵抗性が強い良食味水稲糯品種である。「奥羽糯413号」の地方名で栽培特性・品質特性を検討し,優秀性が確認されたため,2014年に品種登録出願を行った。この品種の育成地(秋田県大仙市)における出穂期および成熟期は「きぬのはだ」と同程度であり,東北地域では“中生”に属する。「きぬのはだ」と比較して,稈長はやや短く,穂長は同程度かやや短く,穂数はやや多い。草型は“偏穂数型”である。倒伏は「きぬのはだ」よりも少なく,耐倒伏性は“強”である。精玄米重は「きぬのはだ」と同程度である。玄米の粒形は「きぬのはだ」,「ヒメノモチ」と比較して粒長がやや短く,粒幅はやや狭く,粒厚は同程度である。玄米の外観品質は「きぬのはだ」と同程度である。搗き餅の食味は「きぬのはだ」,「ヒメノモチ」よりも優れる。餅の硬化特性は「きぬのはだ」,「ヒメノモチ」よりも硬くなりにくい。いもち病真性抵抗性遺伝子は“Pia,Pii,Pik(Pik-h)”と推定され,葉いもち圃場抵抗性,穂いもち圃場抵抗性ともに“強”である。縞葉枯病に“罹病性”であり,白葉枯病圃場抵抗性は“やや強”,穂発芽性は“中”である。障害型耐冷性は“やや強”である。「ときめきもち」は耐倒伏性,いもち病圃場抵抗性が強いため,安定多収を狙った多肥栽培や低コスト化を狙った直播栽培にも利用可能であり,加工用糯米として栽培特性に優れた品種であると考えられる。(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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稲作  ,  作物の品種改良 
引用文献 (6件):

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