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J-GLOBAL ID：201802218265368235   整理番号：18A0919285

天然ゴムの化学 天然ゴム生産植物乳管細胞のバイオイメージング

Bioimaging of the Lactiferous Cells in Rubber Production Plants

著者 (1件)： 中澤慶久 (大阪大 大学院工学研究科 Hitz協働研)
資料名： 日本ゴム協会誌  (Journal of the Society of Rubber Science and Technology, Japan)
巻： 91  号： 5  ページ： 161-168  発行年： 2018年05月15日 
JST資料番号： G0157A  ISSN： 0029-022X  CODEN： NGOKAF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 天然ゴムの生産は,大規模プランテーションを必要とする一種のバイオ産業であり,大量の金銭と資産を必要とする。より多くのラテックスが,高いポリイソプレン含有量を持つ天然ゴム植物から生産され,その進歩がコストパフォーマンスを経済的に向上させるために必要である。次に,プランテーションの生産を改善するために,選択育種と栽培のプロセスを150年以上継続している。天然ゴム産業は植物のバイオ資源に依存しているので,生産の改善は産業の永遠のテーマである。天然ゴムの木は,疎水性化合物を合成し蓄積する乳管細胞という特別な器官を有する。本報告では,パラゴムの木(Hevea brasiliensis Mulell)に含まれるシスポリイソプレンを産出する師部の有節乳管細胞と,トチュウ(Euomia ulmoides Oliver)に含有される結晶化ポリマとして代謝されるtrans-ポリイソプレンの師部を用いて,2種類の天然ゴム植物の乳管細胞のバイオイメージを得た。この結果から,天然ゴム植物生産を改善するために必要なシンクとソースの関係を紹介し,植物にとって非生産性的な化合物であるポリイソプレンを貯蔵する乳管細胞の形態学的特徴を研究した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *天然ゴム ,  ふるい部 ,  ポリイソプレン ,  ラテックス ,  結晶化 ,  重合体 ,  農場 ,  育種 ,  *画像処理 ,  画像分析 ,  可視化 ,  蛍光標識 ,  生体画像 ,  モルフォロジー ,  トチュウ ,  *バイオイメージング ,  プランテーション ,  費用対効果 ,  真正双子葉類
準シソーラス用語： 離弁花類 ,  局在化 ,  生物資源 ,  *乳管細胞 ,  篩部

分類 (1件)： ゴム  (YH07020M)

引用文献 (18件)：

• 1) Meunier, A. L'appareil Lalicifère des Caoutchoutiers, Imprimerie Ind. et Fin., Bruxelles, 1912.
• 2) Vischer W. Verh. Naturforsch. Ges. Basel 1923, 35, 174.
• 3) Riches J.P., Gooding E.G.B, New Phytol. 1952, 51, 1.
• 4) Nicole M, Geiger JP, Nandris D. J. Phytopathology, 1986 116, 259.
• 5) Sando T.; Hayashi T.; Takeda T.; Akiyama Y.; Nakazawa Y.; Fukusaki E,; Kobayashi A, Planta, 2009 230, 215

タイトルに関連する用語 (7件)： ゴム ,  化学 ,  天然ゴム ,  植物 ,  乳管 ,  細胞 ,  バイオイメージング