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J-GLOBAL ID：201802218414989728   整理番号：18A0776701

大規模地震を想定した重大な疾患を持つ避難行動要支援者の利用可能な避難施設を検討する手法の考察 -鳩山町の国民健康保険データベースを活用して-

A Study on Actual Conditions about Vulnerable People during a Large Scale Earthquake Disaster

著者 (7件)： 森崎裕磨 (金沢大学大学院 自然科学研究科 環境デザイン学専攻) ,  藤生慎 (金沢大学 理工研究域環境デザイン学系) ,  高山純一 (金沢大学 理工研究域環境デザイン学系) ,  柳原清子 (金沢大学 医薬保健研究域保健学系) ,  西野辰哉 (金沢大学 理工研究域環境デザイン学系) ,  寒河江雅彦 (金沢大学 人間社会研究域経済学経営学系) ,  平子紘平 (金沢大学 先端科学・イノベーション推進機構)
資料名： 日本地震工学会論文集(Web)  (Journal of Japan Association for Earthquake Engineering (Web))
巻： 18  号： 1  ページ： 1_104-1_121(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： U0217A  ISSN： 1884-6246  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 平成25年6月の災害対策基本法の一部改正により,災害発生時の効率的な避難支援の実現のため,避難行動要支援者の名簿の作成義務化が規定され,さらなる避難支援の発展が期待されている.本研究では,現実的かつ具体的な避難支援計画へ向け,国民健康保険データベース(KDB)を用いて避難行動要支援者の中でも特に自力での避難が困難である重大な疾患を持つ患者の実態を明らかにすることを目的とした.分析手法としては,J-SHIS地震ハザードステーションや,建物の全半壊率曲線等を活用して,大地震の発生を想定した際の建物被害の把握と利用可能避難施設の抽出を行う.国民健康保険データベース(KDB)によって得られた重大な疾患を持つ患者の実態と災害時の利用可能避難施設の比較の結果,重大な疾患を持つ患者の避難施設であると考えられる病院の病床数が不足するケースが存在することが明らかとなった.(著者抄録)

シソーラス用語： 大地震 ,  *震災 ,  *避難 ,  助成 ,  実態調査 ,  データベース ,  健康保険制度 ,  防災計画 ,  防護施設 ,  *患者
準シソーラス用語： 国民健康保険 ,  重症患者 ,  避難計画 ,  避難支援 ,  避難施設 ,  *要支援者

著者キーワード (8件)： 国民健康保険データベース ,  避難行動要支援者 ,  避難計画 ,  GIS ,  KDB ,  vulnerable people ,  Hatoyama-machi earthquake evacuation planning ,  GIS

分類 (1件)： 自然災害  (RA02030M)

引用文献 (27件)：

• 1) 内閣府:平成23年版防災白書 参考資料6, http://www.bousai.go.jp/kaigirep/hakusho/h23/bousai2011/html/honbun/2b_sanko_siryo_06.html, 2017年2月5日閲覧
• 2) 国立国会図書館デジタルコレクション:被災地における医療・介護-東日本大震災後の現状と課題-, http://www.ndl.go.jp/jp/diet/publication/issue/pdf/0713.pdf, 2017年2月5日閲覧
• 3) 内閣府:災害対策基本法, http://www.bousai.go.jp/taisaku/kihonhou/index.html, 2017年2月5日閲覧
• 4) 厚生労働省:平成25年我が国の保健統計, http://www.mhlw.go.jp/toukei/list/130-25.html, 2016年2月5日閲覧
• 5) J-SHIS地震ハザードステーション, http://www.j-shis.bosai.go.jp/, 2017年2月6日閲覧

タイトルに関連する用語 (9件)： 大規模地震 ,  想定 ,  疾患 ,  避難行動要支援者 ,  避難施設 ,  手法 ,  国民健康保険 ,  データベース ,  活用