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J-GLOBAL ID：201802219344973457   整理番号：18A1229154

ブルーカーボン評価に向けた伊勢湾内干潟アマモ場における炭素貯留量の試算

ESTIMATION OF CARBON STORAGE IN TIDAL FLAT AND ZOSTERA MARINA BED IN ISE BAY, TOWARD A BLUE CARBON EVALUATION

著者 (4件)： 国分秀樹 (三重県水産研究所 鈴鹿水産研究室) ,  石井裕一 (公益財団法人東京都環境公社 東京都環境科学研究所) ,  宮崎一 (公益財団法人ひょうご環境創造協会 兵庫県環境研究センター) ,  矢部徹 (国立研究開発法人国立環境研究所)
資料名： 土木学会論文集 B2(海岸工学)(Web)  (海岸工学論文集(Web))
巻： 73  号： 2  ページ： I_1261-I_1266(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0396A  ISSN： 1883-8944  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,伊勢湾内の代表的な4カ所の干潟とアマモ場において,炭素貯留量を定量評価した.ストックからの炭素貯留量の評価については,干潟とアマモ場の有力な炭素ストック源である,マクロベントスおよびアマモ草体,堆積物,植物プランクトンの年間の炭素現存量から死亡(枯死)後も長期間保存される難分解性炭素量を算出し積算することにより推定した.その結果,伊勢湾の干潟およびアマモ場における炭素貯留量はそれぞれ,29.5~35.7t-C/ha,47.7~48.5t-C/haと推算することができ,短寿命生態系においても死亡(枯死)後にも長期間保存される炭素量の重要性を示すことができた.(著者抄録)

シソーラス用語： *物質収支 ,  *湾 ,  干潟 ,  藻場 ,  *二酸化炭素貯留 ,  評価 ,  推定 ,  炭素蓄積 ,  含有量 ,  アマモ場 ,  *ブルーカーボン ,  *伊勢湾 ,  炭素量
準シソーラス用語： 試算 ,  *炭素貯留 ,  定量評価

著者キーワード (4件)： Blue Carbon ,  Carbon strage ,  Tidal flat ,  Zostera marina

分類 (1件)： 環境問題  (SA01020V)

引用文献 (12件)：

• 1) Nellemann, C., Corcoran, E., Duarte, C.M., Valdes, L., DeYoung, C., Fonseca, L., Grimsditch, G. (Ed.) (2009) : Blue carbon: The role of healthy oceans in binding carbon. A Rapid Response Assessment. United Nations Environment Programme, GRID Arendal. pp. 1-78.
• 2) Hiroya Yamano, Hajime Kayanne, Fumiaki Matsuda, Yoshihiro Tsuji (2002) : Lagoonal facies, ages, and sedimentation in three atolls in the Pacific, Marine Geology, 185, p. 233-247.
• 3) 石原修一・藤本潔・川西基博・渡辺亮・田中伸治(2004):奄美大島マングローブ林の植生と立地の関係およびメヒルギ林の炭素蓄積量, 森林立地学会誌, 46(1),p. 9-19
• 4) Lu, X, Matsumoto, E, (2005) : Recent sedimentation rates derived from 210Pb and 137Cs methods in Ise Bay, Japan, Estuarine, Coastal and Shelf Science, Vol. 65, Iss. 1-2, pp. 83-93.
• 5) 大塚俊之(2012) : 森林生態系の炭素循環: Takayama Forestでの10年間で分かったことと,分からなかったこと, 日本生態学会誌, Vol. 62, No. 1, p. 31-44.6) 伊藤昭彦(2002):陸上生態系機能としての土壌有機炭素貯留とグローバル炭素循環,日本生態学会誌,52,pp. 189-227.

タイトルに関連する用語 (7件)： ブルーカーボン ,  評価 ,  伊勢湾 ,  干潟 ,  アマモ場 ,  炭素貯留 ,  試算