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J-GLOBAL ID：201802219393209879   整理番号：18A0226334

多質点構造モデルを用いた流体-構造連成解析システム

Fluid-Structure Interaction Analysis System Using Multi-Degree-of-Freedom Structure Model

著者 (7件)： 挾間貴雅 (鹿島建設) ,  坂敏秀 (鹿島建設) ,  伊藤嘉晃 (鹿島建設) ,  近藤宏二 (鹿島建設) ,  山本学 (鹿島建設) ,  田村哲郎 (東京工大) ,  横川三津夫 (神戸大)
資料名： 鹿島技術研究所年報(CD-ROM)  (Annual Report. Kajima Technical Research Institute, Kajima Corporation (CD-ROM))
巻： 65  ページ： 135-140  発行年： 2017年12月01日 
JST資料番号： F0127B  ISSN： 2434-9569  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 通常の風洞実験では難しい建物の高次振動モードおよびねじれ振動モードの評価を目的に,多質点FSI解析コードを開発し,既往の多質点構造空力弾性模型による風洞実験との比較を行った。その結果,建物モデルの応答スペクトルについて,風洞実験とFSI解析はほぼ一致する結果となった。1次振動モードに関して,発生周期およびピーク値は風洞実験と一致しており,2次振動モードも,実験条件を再現できていないねじれ方向を除き,良好な対応結果となった。建物モデル頂部変位の振幅に関しては,風方向および風直交方向は風洞実験とほぼ同じ結果になり,ねじれ方向には過大評価する傾向にあるものの,風洞実験においてスペクトルモーダル解析から大きく乖離する風速域にて実験と同様に発散振動を示す結果となった。これらの結果により,多質点構造モデルを用いたFSI解析による空力不安定振動判定の可能性を示した。(著者抄録)

シソーラス用語： *質点振動系 ,  解析モデル ,  風荷重 ,  構造物 ,  *流体力学的相互作用 ,  風洞試験 ,  測定データ ,  *予測誤差 ,  *振動モード ,  *ねじり振動 ,  支援プログラム ,  応答スペクトル ,  固有周期 ,  最大値 ,  振幅 ,  モード解析 ,  自励振動 ,  応答解析
準シソーラス用語： 多質点構造モデル ,  空力不安定振動

分類 (2件)： 物体の周りの流れ  (BC02040N) ,  建築物の耐震,免震,制震,防振  (RB01035P)

引用文献 (7件)：

• 小野佳之,中村良平,酒井佑樹,挾間貴雅,丸山勇祐,田中英之,河合英徳,田村哲郎 ;建築物の耐風設計への数値流体計算の導入に関する研究(その6),CFD実用計算法の提示,日本建築学会大会学術講演梗概集,2017.
• 例えば,山本学,近藤宏二;隅切りを有する超高層RC集合住宅の風応答特性,日本風工学会誌,96,2003,pp.171-172.
• OpenFOAM ;http://www.openfoam.com/
• F. Nicoud and F. Ducros ; Subgrid-scale stress modelling based on the square of the velocity gradient tensor. Flow, Turbulence and Combustion, 62(3), 1999, pp.183-200.
• 丸川比佐夫,片桐純治,勝村章,藤井邦雄 ;多質点系弾性模型の開発と高層建築物の風応答評価についての検討,日本建築学会構造系論文集,第484号,1996,pp.39-48.

タイトルに関連する用語 (4件)： 質点 ,  構造モデル ,  流体 ,  連成解析