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J-GLOBAL ID：201802219893524242   整理番号：18A0698219

天然ゴムおよび脱タンパク質化天然ゴムの熱劣化

Degradation of Natural Rubber and Deproteinized Natural Rubber

著者 (5件)： 山本祥正 (Tokyo Coll., Tokyo, JPN) ,  NORULHUDA Siti Nadiah Binti (Nagaoka Univ. Technol., Niigata, JPN) ,  齊藤貴之 (Chemicals Evaluation and Res. Inst., Japan, Saitama, JPN) ,  大武義人 (Chemicals Evaluation and Res. Inst., Japan, Saitama, JPN) ,  河原成元 (Nagaoka Univ. Technol., Niigata, JPN)
資料名： 日本ゴム協会誌  (Journal of the Society of Rubber Science and Technology, Japan)
巻： 91  号： 4  ページ： 109-114  発行年： 2018年04月15日 
JST資料番号： G0157A  ISSN： 0029-022X  CODEN： NGOKAF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 70°Cと150°C24時間での天然ゴムおよび脱蛋白質化天然ゴム(DPNR)の分解を調べた。天然ゴムは150°Cで劣化し,粘稠な液体を生成したが,淡黄色ゴムは150°CでDPNRの劣化後のブラック脆性外皮で覆われていた。熱劣化した天然ゴムのFT-IR,1H-NMRと13C-NMR測定は,酸素ラジカルとヒドロキシルラジカルとの反応により生成した官能基が,天然ゴムに導入されていることを明らかにした。対照的に,熱劣化後のDPNRには,trans-1,4-イソプレン単位とビニル基などの官能基が形成され,DPNRの分解は酸素および水の不在下で生じたことを示唆した。天然ゴムとDPNRの劣化の違いは,酸素と水を供給するための蛋白質の存在に起因していた。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *天然ゴム ,  *タンパク質 ,  起泡 ,  粘液 ,  脆性 ,  陽子磁気共鳴 ,  炭素13NMR ,  *熱劣化 ,  ヒドロキシルラジカル ,  FTIR分光法 ,  ビニル基 ,  ナノ構造 ,  透過型電子顕微鏡 ,  官能基 ,  酸素ラジカル ,  機械的性質 ,  脂肪族化合物 ,  アルカジエン ,  共役ジエン
準シソーラス用語： *除蛋白質

分類 (2件)： ゴム  (YH07020M) ,  抵抗性  (YH02050K)

物質索引 (1件)： イソプレン

引用文献 (24件)：

• 1) Tuampoemsab, S.; Sakdapipanich, J.: Kautsch. Gummi Kunst., 60, 678 (2007)
• 2) Kawahara, S.; Chaikumpollert, O.; Akabori, K.; Yamamoto, Y.: Polym. Adv. Technol. 22, 2665 (2011)
• 3) Zhou, Y.; Kosugi, K.; Yamamoto, Y.; Kawahara, S.: Polym. Adv. Technol., 28, 159 (2017)
• 4) Patterson, D. J.; Koenigh, J. L.; Shelton, J. R.: Rubber Chem. Technol., 56, 971 (1983)
• 5) Pautret, R.: Rev. Gen. Caoutch. Plast., 600, 91 (1980)

タイトルに関連する用語 (4件)： ゴム ,  タンパク質 ,  天然ゴム ,  熱劣化