抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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過冷却点(SCP)の測定は,凍結防止節足動物の耐寒性を記述するための標準手順である。個々の動物のSCPは,温度がその動物の凍結点以下で低下するので,確率の増加とともに発生する確率的イベントである。それにもかかわらず,SCPの再現性と確率の範囲はこれまで決定されていない。本研究において,休眠後,実験室寒冷順応及び自然順応野外収集リンデン(Pyrrhocoris apterus;Heteroptera:Pyrrhocoridae)におけるSCPの再現性を調べた。2つの方法を用いた:(a)以前に凍結および解凍された個体の反復凍結,(b)個体群の集団中央値SCPへの反復冷却。結果はSCPと反復SCPの間に有意な正の相関を示した。全ての個体は凍結時に死亡したが,SCP以上の温度では死亡しなかった。大部分の個体は,個体群中央値SCPへの反復冷却を生き残った。生存率は,個体が集団中央値SCPの上の0.5°C以内で凍結されたとき,85%から97%まで増加した(第1から第4反復冷却まで)。休眠後,寒冷順応昆虫のSCPは,わずかな個々の確率的変動(SD<1°C)を伴う固定された固有の耐寒性尺度である。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】