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J-GLOBAL ID：201802221127917442   整理番号：18A0184606

ひとみ衛星の軟X線分光性能を支えた擾乱アイソレート技術

Vibration Isolation Technique for World’s Highest Energy Resolution Performance of Soft X-ray Spectrometer On-board Hitomi Satellite

著者 (10件)： 安田進 (宇宙航空研究開発機構) ,  竹井洋 (宇宙航空研究開発機構) ,  佐藤洋一 (宇宙航空研究開発機構) ,  岩田直子 (宇宙航空研究開発機構) ,  岡本篤 (宇宙航空研究開発機構) ,  河野太郎 (宇宙航空研究開発機構) ,  澤田真理 (青山学院大学) ,  和田篤始 (宇宙航空研究開発機構) ,  夏苅権 (宇宙航空研究開発機構) ,  石村康生 (宇宙航空研究開発機構)
資料名： 日本航空宇宙学会誌
巻： 66  号： 1  ページ： 4(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： F0230A  ISSN： 0021-4663  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 宇宙機搭載のセンサ性能は年々向上を続けており,対応してセンサに対する機械的擾乱要求も厳しくなってきている。しかし,宇宙機においては,振動伝達性能,熱的性能,耐打上げ性能,耐宇宙環境性能,信頼性などの相反する要求を同時に満たすアイソレータの開発は容易ではない。本稿では,宇宙用擾乱アイソレータの例として,X線天文衛星ASTRO-H(ひとみ)に搭載された,著者らが開発した軟X線分光検出器(SXS)用擾乱アイソレータシステム(VIS)について概説した。同システムにおいて最終的に採用されたのは,2段スターリング冷凍機(2ST)と真空断熱容器であるデュワー(DWR)の間にVISを挿入し,振動を絶縁する案であったと述べ,複数の試作アイソレータと2STの擾乱を模擬する加振機を準備して短期間に集中的に試験を行い,要求仕様を定量的に定めたと説明した。

シソーラス用語： 天文衛星 ,  軟X線 ,  X線分光法 ,  センサ ,  *熱特性 ,  宇宙環境 ,  信頼性 ,  *アイソレータ ,  X線スペクトロメータ ,  起振機 ,  Doppler効果 ,  銀河団 ,  Stirling冷凍機 ,  X線天文衛星 ,  真空断熱 ,  *軟X線分光検出器 ,  *宇宙機 ,  *飛翔体 ,  クラスタ ,  集団
準シソーラス用語： *宇宙飛行体 ,  *ひとみ衛星

著者キーワード (8件)： Astronomy Satellite ,  Vibration Isolator ,  Nonlinear Vibration ,  Testing ,  Astronomy Satellite ,  Vibration Isolator ,  Nonlinear Vibration ,  Testing

分類 (2件)： ジャイレータ,アイソレータ,サーキュレータ  (NC04060J) ,  宇宙飛行体  (QK08000Y)

引用文献 (1件)：

• 1) 安田 進,他:ASTRO-H衛星搭載の軟X線分光器の世界最高水準エネルギー分光性能実現のための擾乱アイソレート技術,第48期日本航空宇宙学会年会講演会,2017, JSASS-2017-1117.

タイトルに関連する用語 (4件)： ひとみ衛星 ,  軟X線 ,  分光 ,  擾乱