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J-GLOBAL ID:201802221540625038   整理番号:18A0121110

無人岩は古代のリサイクルスラブを含む不均質マントルに由来するか?

Did boninite originate from the heterogeneous mantle with recycled ancient slab?
著者 (7件):
資料名:
巻: 27  号:ページ: ROMBUNNO.12221  発行年: 2018年 
JST資料番号: U0525A  ISSN: 1440-1738  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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無人岩は,古第三紀初期における沈み込み帯の発達の初期段階の際に押し出された太平洋プレートの西縁に沿って広く分布している。本論文では,無人岩と先行する初期島弧玄武岩マグマの成因関係を論じ,T-P条件とPb-Hf-Nd-Os同位体モデリングに基づいてそれらのリサイクルされた古代スラブの起源を示した。小笠原とグアム島からのクロムスピネル中の原始的メルト包有物は,著しく枯渇した高SiO2,MgO(高シリカ)無人岩質及びやや枯渇した低SiO2,MgO(低シリカ及び超低シリカ)無人岩質組成を示した。低及び超低シリカ無人岩マグマの0.58GPaで1346°C,0.69GPaで1292°Cという生成条件は,各々の温位が小笠原で1430°C,グアムで1370°Cという枯渇した中央海嶺玄武岩マントルの断熱的融解経路上に位置している。これは,低及び超低シリカ無人岩は沈み込み開始直後の前弧拡大時における初期島弧玄武岩の残渣の再溶融によって生成されたというモデルと調和的である。これと対照的に,高シリカ無人岩マグマの1428°C,0.96GPaという生成条件は,沈み込み開始以前に伊豆-小笠原-マリアナ前弧地域下に既に存在していたより枯渇したハルツバージャイト質源岩の上昇と調和的である。マリアナ初期島弧玄武岩と無人岩のPb-Nd-Hf同位体データに基づく混合の計算は,(超)低シリカ無人岩についての上述の再溶融モデル,及び高シリカ無人岩についての離散ハルツバージャイト源岩モデルを支持した。高Si無人岩の源についてのYb-Os同位体モデリングは,1.5-1.7Gaにおける始源的上部マントルの18-30wt%の溶融を示しており,一方,その残渣が(超)低Si無人岩の源となった初期島弧玄武岩のソースマントルは,3.6-3.1Gaに3.5-4.0wt%のメルト減少を経験しており,これは2.6-2.2Gaに同程度のメルト減少があった中央海嶺玄武岩マントルよりもはるかに早かった。Copyright 2018 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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岩石成因論 
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