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J-GLOBAL ID：201802222744235555   整理番号：18A0993455

未だ存在しない将来世代のための新しい「山道創り」-山や森,高原や湿地の環境回復に向けたフューチャー・デザイン-

Future Design of Mountain Trail for unborn Generation

著者 (1件)： 松田益義 (MTS雪氷研究所)
資料名： 技術士  (IPEJ Journal)
号： 618  ページ： 4-7  発行年： 2018年06月01日 
JST資料番号： L1093A  ISSN： 0389-1488  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 全国の山岳地,自然公園で山道の荒廃が進行している。荒廃をもたらす根本原因は歩行者の地表踏圧ではあるが,現行の改修工法はこの踏圧を排除できないばかりか,改修工事自体が周辺自然の荒廃を促進している。改修工事は歩行の快適さと安全確保を目的に行われているが,登山道の改修は現生世代のためではなく物言わぬ将来世代のために,そこに元来あった自然環境の回復を目指すべきだ。著者は自然の治癒力を利用した新しい工法を開発した。この方法による登山道の改修と周辺の自然の回復を目指した試験施工が,我が国の自然保護運動の発祥の地,尾瀬の至仏山で始まろうとしている。新しい「山道創り」を紹介する。(著者抄録)

シソーラス用語： 山岳地 ,  自然公園 ,  *道路 ,  *改修 ,  *自然環境 ,  *環境保全 ,  国立公園 ,  湿地
準シソーラス用語： *登山道 ,  *自然環境保全 ,  尾瀬

分類 (2件)： 道路の維持修繕  (RC08050E) ,  自然保護  (SB06000L)

引用文献 (5件)：

• 利尻山登山道等維持管理連絡協議会 : パンフレット「ツアー登山を実施される方へ」より
• 朝日新聞 : 傷つく「花の山」をどうする, 記者報告, 第2群馬 24, 2017/5/12
• 松田益義 : 「登山道の荒廃を防ぐ新しい工法」, 自然保護, No.543, pp.20-21, 日本自然保護協会, 2015
• 松田益義 : 「登山道修復の新しい設計思想と工法」, 北海道の自然, No.54, pp.18-26, 北海道自然保護協会, 2016
• http://nichigopress.jp/event/travel_spe/133847/

タイトルに関連する用語 (8件)： 世代 ,  山 ,  森 ,  高原 ,  湿地 ,  環境回復 ,  フューチャー ,  デザイン