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J-GLOBAL ID：201802223202190065   整理番号：18A1841685

レベルセット関数を用いた形状評価によるコンクリート構造物のひび割れ自動計測

AN IMAGE-BASED TECHNIQUE FOR EXTRACTING AND MEASURING CONCRETE CRACKS USING LEVEL-SET FUNCTION

著者 (3件)： 車谷麻緒 (茨城大学 工学部 都市システム工学科) ,  中野葵 (茨城大学大学院 理工学研究科 都市システム工学専攻) ,  渡辺ともみ (茨城大学大学院 理工学研究科 都市システム工学専攻)
資料名： 土木学会論文集 F3(土木情報学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. F3 (Civil Engineering Informatics) (Web))
巻： 73  号： 2  ページ： I_29-I_36(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0254A  ISSN： 2185-6591  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本論文では,コンクリート構造物表面を撮影したデジタル画像に含まれる領域形状を評価することで,ひび割れを自動で計測できる手法を提案する.領域の形状評価には,レベルセット関数を利用する.レベルセット関数の概念に基づいて,領域境界までの最短距離と最長距離の最大値をそれぞれ求め,デジタル画像に含まれる領域の細長さと複雑さを評価することで,ひび割れとそれ以外の領域に分類する.元画像に新たな情報を付加することはせず,形状評価により元画像から,ひび割れ以外の領域を可能な限り取り除くことで,ひび割れのみを抽出する.さらに,レベルセット関数を用いることで,ひび割れ抽出時にひび割れのピクセル幅も同時に評価することができる.影や汚れ,多数のひび割れを含む画像に対して,本手法の有効性を検証する.(著者抄録)

シソーラス用語： *コンクリート構造物 ,  表面 ,  ディジタル画像 ,  *形態 ,  範囲 ,  *関数 ,  画像分析 ,  *境界 ,  *評価 ,  *自動計測 ,  亀裂 ,  幅 ,  画素 ,  部分集合 ,  処理 ,  バックグラウンド ,  分割
準シソーラス用語： 領域形状 ,  レベルセット関数 ,  形状評価 ,  ひび割れ自動計測 ,  ピクセル幅 ,  背景処理 ,  サブセット分割

著者キーワード (5件)： crack extraction ,  crack width ,  level-set function ,  digital image ,  concrete

分類 (2件)： コンクリート構造  (RA04030A) ,  パターン認識  (JE07000S)

引用文献 (21件)：

• 1) 高室祐也,安東克真,河村圭,宮本文穂:コンクリート表面におけるひび割れ認識への画像処理技術の適用,土木情報利用技術論文集,Vol. 12, pp. 187-198, 2003.
• 2) 川村力,曽我部正道,石井秀和,佐藤勉:デジタルカメラを用いたひび割れ測定法の標準化に関する検討,コンクリート工学年次論文集,Vol. 25, No. 1, pp. 1601-1606, 2003.
• 3) 山口友之,橋本周司:Gray-scale Hough変換を用いたコンクリート表面のひび割れ検出,電子情報通信学会技術研究報告,pp. 55-64, 2004.
• 4) 富山真一,大平倫宏,高橋聖,中村英夫:DoG画像を用いたひび検出手法におけるノイズ削除処理の方法,電子情報通信学会技術研究報告,pp. 207-212, 2011.
• 5) 広田健一,勝尾伸一,小島尚人,大和田勇人,山下剛史:コンクリート表面ひび割れのリアルタイム点検支援システムの拡充と現場適用効果,土木学会論文集F3(土木情報学),Vol. 71, No. 2, pp. 66-77, 2015.

タイトルに関連する用語 (5件)： 関数 ,  評価 ,  コンクリート構造物 ,  ひび割れ ,  自動計測