抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年,次世代パワー半導体材料として窒化ガリウム(GaN)が期待されている。しかしながら,GaNは難加工材料の1つとして知られている。そのようなGaNに対する高精度かつ高能率な加工法を実現するために,われわれは,大気環境下でのトライボケミカル反応を利用した研磨法を提案した。本研究では,サファイア,合成石英,ホウケイ酸ガラス,ソーダ石灰ガラスの組成の異なる4種類の研磨定盤を用いて提案手法を適用した。また,加工能率および表面評価の測定には走査型白色干渉顕微鏡(SWLI)および原子間力顕微鏡(AFM)を用いた。その結果,能率,表面精度の両観点から本提案手法における研磨定盤としては,今回使用した4種類の研磨定盤の中ではソーダ石灰ガラスが最も有効であると結論づけた。ソーダ石灰ガラスを定盤として使用した時の加工能率は1746nm/hであり,表面粗さRaは加工前が0.375nmであったのに対して,加工後は0.063nmと大きく面粗さが改善された。(著者抄録)