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J-GLOBAL ID：201802224825719378   整理番号：18A2207286

定性モデルにもとづくラフ集合の決定ルールを利用したビル空調設備異常検知方法

Fault Detection Method with Decision Rule of Rough Set based on Qualitative Model in Building Air-conditioning System

著者 (1件)： 湯本真樹 (近畿大学理工学部電気電子工学科)
資料名： 電気学会論文誌 C  (IEEJ Transactions on Electronics, Information and Systems)
巻： 138  号： 12  ページ： 1613-1624(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： S0810A  ISSN： 0385-4221  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 建物のビル空調システムにおいては,多くの種類のセンサから時系列データが測定される。限られた専門家だけが異常なシステムを診断できるので,管理者が故障を検出することは困難である。そこで,計算機を自動的に用いて測定データから故障を検出できる新しい方法が必要とされている。本論文は,ビル空調システムにおける測定時系列データの定性的モデルに基づくラフ集合による故障検出の方法を提案した。最初に,提案方法は,目標測定時系列データを目標定性的モデルに基づくデータセットに変換した。次に,この方法はあらゆるブロックに対するデータセットの比較によりラフ集合の決定ルールを構築した。最終的に,この方法は評価値の比較を通して故障を検出する。実際の実験を通して,提案方法が建物空調システムにおいて専門知識なしで故障を検出できることを確認した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *空気調和装置 ,  *故障検出 ,  ラフ集合 ,  *規則 ,  決定理論 ,  検出 ,  *データ ,  *時系列 ,  モデル ,  集合
準シソーラス用語： データセット ,  異常検知 ,  *空調設備 ,  *決定ルール ,  *時系列データ ,  *測定時系列データ ,  定性モデル

著者キーワード (12件)： ヒ によるヒ ,  異常 ,  測定値系 測定 ,  定性モテ ,  決定 ,  テ -タセ ,  空調システムの構築 ,  故障検出 ,  時系列データの測定 ,  定性モデル ,  決定ルール ,  データセット

分類 (3件)： 空気調和装置一般  (PC02010U) ,  信頼性  (KB04040H) ,  人工知能  (JE08000Z)

引用文献 (25件)：

• (1) 井上宇市:「空気調和ハンドブック(改訂5版)」, 丸善 (2008)
• (2) 中井多喜雄:「イラストでわかる空調の技術」, 学芸出版社 (1992)
• (3) 小原順平:「100万人の空気調和」, オーム社 (1975)
• (4) 木下栄蔵・宮坂房千加・金尾 毅・臼井清治・柴本 覚・原 英嗣:「ビル空調のエネルギー・環境・設備のための統計解析」, オーム社 (2006)
• (5) H. Shibuya and S. Maeda : “Anomaly Detection Method Using Information of Operation Pattern”, IEEJ Trans. EIS, Vol. 133, No. 10, pp. 1998-2006 (2013) (in Japanese)

タイトルに関連する用語 (7件)： 定性 ,  モデル ,  ラフ集合 ,  ルール ,  ビル ,  空調設備 ,  検知方法