抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
乳牛における摂取,消化,瘤胃発酵,泌乳成績,および窒素利用に及ぼす全混合飼料(TMR)および処理籾(Oryza sativa L.)を保存する種々の方法の影響を評価した。8頭の経産ホルスタイン乳牛(泌乳126±19日)を,食餌処理の2×2要因配置による複製4×4ラテン方格設計に用いた。実験食は,新鮮なTMRと乾燥圧延(DR)皮付き米または蒸気フレーク(SF)殻付米を含むサイロを用いた。新鮮なTMRを朝ごとに調製した。高感度TMRは新鮮なTMRを焼くことによって調製されて,それからbaleラッパでそれを密封した。これは,>4か月の間,10~30°Cで屋外で貯蔵された。穀物処理の方法は乾物(DM)摂取に影響しなかった。DM摂取量は,新鮮なTMRに対するよりも高感度TMRに対して大きい傾向があった。見かけの全消化管DM消化性と泌乳量は,新鮮なTMRの代わりにサイロを供給することにより増加し,DRによりDRを置換することにより増加した。TMR保存法と穀物加工法の間の相互作用効果を,DM消化性と泌乳量のために検出した。DRをSFに置き換えると,新鮮なTMRを給餌した乳牛のDM消化性と泌乳量を増加させたが,これはサイロを与えられたTMRを与えられたウシには影響しなかった。乳脂肪及びラクトース含量は食餌処理間で異ならなかった。乳蛋白質濃度は,DRを与えられたそれらよりもSF処理された籾を給餌されたウシに対して高かったが,それはTMR保存法によって影響されなかった。第一胃総揮発性脂肪酸濃度は,新鮮なTMRを与えられたものと比較して,サイロを与えられたTMRを与えられたウシに対して高かったが,それは穀粒処理方法によって影響されなかった。酢酸塩のモル比は減少し,プロピオン酸塩は新鮮なTMRの代わりに高感度TMRを供給し,DRをSFで置換することにより増加した。第一胃アンモニアNと血漿尿素Nの濃度は,新鮮なTMRよりも高感度のTMRを与えられたウシに対して高く,DRよりもSFに対して低かった。新鮮なTMRの代わりにサイロを給餌したTMRは,ウシの尿中N排泄を増加させ,保持Nを減少させた。DRをSFで置換すると,尿中N排泄が減少し,乳N分泌が増加し,窒素効率が改善された。これらの結果は,新鮮なTMRの代わりにサイロを供給することがN利用に悪影響を及ぼすが,それは消化と乳生産を増加させることを示している。また,DRをSFで置換すると,消化,乳収率,乳蛋白質含量が増加し,DRをSFで置換することによる乳収率の改善は,新鮮なTMRを与えたウシで顕著であった。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】