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J-GLOBAL ID：201802225624912805   整理番号：18A0912132

雨水貯留型屋上緑化における底面灌水システムの土壌水分制御可能性に関する実験的研究

Experimental Study on Possibility of Soil Moisture Regulation by Bottom Irrigation System in Rooftop Vegetation with Rainwater Storage

著者 (6件)： 張丹 (鳥取大 大学院連合農学研究科) ,  深田耕太郎 (島根大 生物資源科学) ,  吉岡秀和 (島根大 生物資源科学) ,  佐藤裕和 (島根大 生物資源科学) ,  谷野章 (島根大 生物資源科学) ,  喜多威知郎 (島根大 生物資源科学)
資料名： Journal of Rainwater Catchment Systems  (Journal of Rainwater Catchment Systems)
巻： 23  号： 2  ページ： 29-34  発行年： 2018年01月 
JST資料番号： L4234A  ISSN： 1343-8646  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 雨水利用と屋上緑化は,都市洪水やヒートアイランドのような都市域で遭遇する環境問題を緩和するための主要な手段の一つと考えられる。しかし,これらの施設を設置するためには,都市域は余りにも込み合っている。本論文では,種々の制約に対する制限が少ないため,既存のものより柔軟性を有する雨水貯留型屋上緑化を作り出した。それは植生のための上部コンテナと,雨水を貯留するための下部コンテナの2つのコンテナから成る。貯留された雨水は,2種類の繊維シートからなる底部灌水システムにより上部コンテナに供給される。すなわち,ひとつは水を土壌に分配するために上部コンテナ底部に水平に置かれ,もうひとつは貯留水を上部に輸送するために前者の下に垂直に接続される。土壌水分を制御する能力を調べるために,いくつかの実験を行った。実験結果は,垂直繊維における上部への水分移動が雨水表面から上部コンテナの底面までの距離の増加によって減少し,それは量と速度において水平シート内の水分移動に影響することを示した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 緑化 ,  土壌含水量 ,  *土壌水 ,  *貯留 ,  布 ,  散水 ,  貯水槽 ,  *雨水
準シソーラス用語： 雨水貯留 ,  雨水利用 ,  *屋上緑化 ,  潅水 ,  *繊維シート ,  *土壌水分

分類 (1件)： 土壌物理  (FB04030R)

引用文献 (6件)：

• [1] 犬塚恭平 (2011): プランター型屋上緑化工法に関する研究, 日本緑化工学会誌, 38(1), pp.141-144.
• [2] 田窪祐子・小口深志(2001): 人工軽量土壌を用いた屋上緑化における土壌厚と各種植生との関係, 日本緑化工学会誌. 27(1), pp.193-196.
• [3] 手代木 純・柳 雅之 (2002): 人工軽量土壌の種類と基盤厚の違いによる植物の生育比較, 日本緑化工学会誌, 28 (1), pp.185-188.
• [4] 三輪 隆 (2006): 屋上緑化(技術手帳)土と基 礎, 54(10), pp.25-26.
• [5] 山田宏之・橋本昌樹・宮川克郎 (2007): ウレタン系人工植栽基盤を用いた底面給水型屋上緑化システムの可能性, 木造園技術報告集, 4, pp.86-89.

タイトルに関連する用語 (7件)： 雨水貯留 ,  屋上緑化 ,  底面 ,  灌水 ,  土壌水分 ,  可能性 ,  実験的研究