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J-GLOBAL ID：201802225769330750   整理番号：18A1229248

路床・路盤材料の電気抵抗による凍結融解評価に関する基礎的研究

A Basic Study on Evaluating Freezing and Thawing of Materials for the Subgrade and Base Course by Electric Resistance Measurement

著者 (3件)： 上野千草 (国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所) ,  丸山記美雄 (国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所) ,  木村孝司 (国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所)
資料名： 土木学会論文集 E1(舗装工学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. E1 (Pavement Engineering) (Web))
巻： 73  号： 3  ページ： I_197-I_204(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0106B  ISSN： 2185-6559  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 積雪寒冷地の路盤や路床は,冬期間の凍結や,融解期の含水比上昇,凍結融解作用による支持力低下などの影響を受ける過酷な条件下にある.このため,凍結深さや含水比の変化,凍結融解の頻度を把握することは積雪寒冷地において舗装を構築する上で重要である.そこで,路盤や路床などの舗装体内部の土系材料の凍結融解状況を電気抵抗の変化により評価する方法について基礎的な検証を行った.本研究では,多数の電極を等間隔で配置したセンサを試作し,室内において,路盤材料と路床材料の内部に設置し,凍結および融解時の電気抵抗測定を行った.その結果,凍結および融解状態を把握することが可能であることが確認された.また,試作したセンサを屋外の土中に埋設し,交流での計測が可能な自記記録装置を用いて凍結融解状況の把握を試みた結果,深度方向の連続した計測が可能であり,凍結深さなどの計測に有効であることを確認した.(著者抄録)

シソーラス用語： 積雪寒冷地 ,  路盤 ,  *路床 ,  *土木材料 ,  *凍結融解 ,  凍結深さ ,  頻度 ,  *電気抵抗 ,  計測 ,  計測器
準シソーラス用語： 路床材料 ,  *路盤材料 ,  *凍結融解評価 ,  凍結融解頻度 ,  電気抵抗測定 ,  凍結融解深度計

著者キーワード (4件)： cold snowy region ,  electric resistance ,  frost penetration depth ,  freeze-thaw

分類 (2件)： 雪氷工学,寒中工事  (RC03000S) ,  土の構造と物理的・化学的性質  (RA03030T)

引用文献 (9件)：

• 1) 石川達也,川端伸一郎,亀山修一,安倍隆二,小野丘:舗装構造の疲労寿命に及ぼす粒状路盤の凍結融解の影響とその評価,土木学会論文集E1(舗装工学),Vol. 67,No. 3,pp. 109-116,2011.
• 2) 上野千草,安倍隆二,井谷雅司,木村孝司:積雪寒冷地におけるコンクリート舗装の設計法に関する一検討,土木学会論文集E1(舗装工学),Vol. 72,No. 3,pp. 95-103,2016.
• 3) 安倍隆二,田高淳,久保裕一:積雪寒冷地におけるアスファルト舗装の厳冬期および融解期のひずみ特性,土木学会舗装工学論文集,第14巻,pp. 147-154,200.9
• 4) 融解期に発生する舗装のポットホールの実態と発生メカニズムの検討,寒地土木研究所月報No. 730,p. 10,2014.
• 5) 公益社団法人土木学会:舗装工学ライブラリー15「積雪寒冷地の舗装に関する諸問題と対策」,pp. 32-33,2016.

タイトルに関連する用語 (6件)： 路床 ,  路盤材料 ,  電気抵抗 ,  凍結融解 ,  評価 ,  基礎的研究