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J-GLOBAL ID：201802225892332453   整理番号：18A1789270

AE法によるゴム内部の剥離音検出精度の確認実験

ACCURACY EVALUATION TEST TO DETECT PEELING SOUND INSIDE RUBBER BY AE METHOD

著者 (5件)： 川崎佑磨 (立命館大学 理工学部都市システム工学科) ,  田中陽裕 (立命館大学大学院 理工学研究科) ,  寺村直人 (JIPテクノサイエンス株式会社 解析ソリューション事業部) ,  植田健介 (株式会社ビービーエム 技術本部生産設計) ,  伊津野和行 (立命館大学 理工学部都市システム工学科)
資料名： 土木学会論文集 A1(構造・地震工学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. A1 (Structural Engineering & Earthquake Engineering) (Web))
巻： 74  号： 2  ページ： 241-250(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： U0201A  ISSN： 2185-4653  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ゴム支承の損傷や劣化が数多く報告されるようになった.そこで筆者らは,非破壊検査の一つであるアコースティック・エミッション(AE)法を用いたゴム支承の損傷評価に関する実験的研究を行ってきた.しかし,ゴム内部を伝播する弾性波速度は遅く,検出された弾性波のAE法による検出精度について課題が残っていた. そこで本研究では,天然ゴム内部に鋼棒を挿入し,鋼棒先端のみを加硫接着して引抜くことで発生する剥離音の検出精度の確認実験を行った.鋼棒先端からゴム表面までの距離を7パターン用意した.また,AEセンサは60kHzと150kHzに共振をもつ2タイプを用意した.発生した剥離音の位置を特定するために,3次元位置標定解析を行い剥離箇所の同定精度について確認した.その結果,ゴム内部の剥離箇所を高い精度で同定できることを示した.(著者抄録)

シソーラス用語： *橋梁支承 ,  *損傷 ,  推定 ,  音響 ,  信号検出 ,  AE検査 ,  アコースティックエミッション ,  天然ゴム ,  *位置決め ,  数値解析 ,  *ゴム支承 ,  雑音検出 ,  損傷評価
準シソーラス用語： 位置標定 ,  検出精度 ,  剥離音

著者キーワード (5件)： AE method ,  AE parameter ,  damage evaluation ,  rubber bearing ,  3D location analysis

分類 (1件)： 構造細目,橋梁付帯設備  (RC06070M)

引用文献 (12件)：

• 曽田信夫雄,山田金喜,木水隆夫,広瀬剛,鈴木基行:東北地方太平洋沖地震により破断した積層ゴム支承の性能試験,構造工学論文集,Vol. 59A, pp. 516-526, 2013.
• 土木学会地震工学委員会:東日本大震災による橋梁等の被害分析WG報告書,第15回性能に基づく橋梁等の耐震設計に関するシンポジウム,pp.II46-51, 2012.
• 一般社団法人日本橋梁建設協会:熊本地震橋梁被害調査報告書,pp. 28-30, 2016.
• 林訓裕,足立幸郎,甲元克明,八ツ元仁,五十嵐晃,党紀,東出知大:経年劣化した鉛プラグ入り積層ゴム支承の残存性能に関する実験的検証,土木学会論文集A1(構造・地震工学),Vol. 70, No. 4(地震工学論文集第33巻),pp. 1032-1042, 2014.
• 米田裕,三田彰:超音波を用いた免震用鉛ダンパ入り積層ゴム支承の性能評価法に関する研究,日本建築学会大会学術講演梗概集,pp. 943-944, 2006.

タイトルに関連する用語 (4件)： AE ,  ゴム ,  検出精度 ,  確認実験