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J-GLOBAL ID:201802226369477019   整理番号:18A1758329

UPLC-ESI-MSによる妊婦の爪中のヒスタミンと代謝産物の高感度分析法の開発

Development of Highly Sensitive Analysis Method for Histamine and Metabolites in Pregnant Women’s Fingernail by UPLC-ESI-MS
著者 (6件):
資料名:
巻: 34  号:ページ: 1023-1029(J-STAGE)  発行年: 2018年 
JST資料番号: G0673B  ISSN: 0910-6340  CODEN: ANSCEN  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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本研究では,妊婦の爪におけるヒスタミン(HA),イミダゾール-4-酢酸(IAA)および1-メチルヒスタミン(MHA)の迅速検出のための高感度分析法を,エレクトロスプレイイオン化タンデム質量分析(ESI-MS/MS)と組み合わせた超高速液体クロマトグラフィー(UPLC)を用いて開発した。HAとMHAを,誘導体化試薬である4-(N,N-ジメチルアミノスルホニル)-7-フルオロ-2,1,3-ベンゾオキサジアゾール(DBD-F)と初めて結合させた。IAAは4-(N,N-ジメチルアミノスルホニル)-7-ピペラジノ-2,1,3-ベンゾオキサジアゾール(DBD-PZ)でうまく誘導体化された。誘導体の混合物は,移動相として20mMのHCOONH4とCH3CN(82:18)の混合物を用いたイソクラティック溶離によって,ACQUITY UPLCTM BEH C18カラム(1.7μm,100×内径2.1mm)で8分以内に同時に分離され,選択反応モニタリング(SRM)により高感度に検出された。HA,IAA,およびMHAの定量分析を,ポジティブESIモード下でm/z337.2→292.1,420.6→375.1および351.2→306.0のフラグメンテーション遷移を用いてSRMによって行った。HA,IAA及びMHAの検量線を本稿に示したが,それらの相関係数は0.9998以上であることが判明し,誘導体化ヒスタミン及び代謝産物の測定検出限界は0.06~0.15fmolの範囲で,日内及び日間分析の相対標準偏差は6.3%であった。さらに,ヒトの爪に添加した標準の平均回収率(%)は90.2~100.5%の範囲であった。検証された方法は,3人の妊婦と3人の健康な非妊娠女性からのヒト爪試料の分析に成功裏に適用された。本報告は,著者らの知る限り,妊婦の爪におけるヒスタミンと代謝産物の検出に関する最初の発表である。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
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有機化合物のクロマトグラフィー,電気泳動分析  ,  有機化合物の物理分析  ,  イミダゾール 
物質索引 (12件):
物質索引
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引用文献 (31件):
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