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J-GLOBAL ID：201802226469257933   整理番号：18A1228983

直立浮上式防波堤の高潮防御性能の検討

PROTECTION PERFORMANCE AGAINST STORM SURGE DUE TO VERTICAL TELESCOPIC BREAKWATER

著者 (7件)： 河合航輝 (中央大学大学院 理工学研究科 都市人間環境学専攻) ,  関克己 (中央大学 研究開発機構) ,  小林真 ((株)大林組 土木本部 設計第三部) ,  大川大一 (新日鉄住金エンジニアリング(株) 海洋鋼構造部 海洋事業部) ,  井上博士 (東亜建設工業(株) 土木事業本部 設計部) ,  木原一禎 (エム・エムブリッジ 技術部) ,  有川太郎 (中央大学 理工学部都市環境学科)
資料名： 土木学会論文集 B2(海岸工学)(Web)  (海岸工学論文集(Web))
巻： 73  号： 2  ページ： I_235-I_240(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0396A  ISSN： 1883-8944  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,開口部を有する防波堤の高潮に対する水位低減効果を,高潮津波シミュレータSTOC-MLと3次元波動水槽CADMAS-SURF/3D(CS3D)を用いて検討し,その評価手法の確立を目的とした.STOC-MLを用いた開口部を通過する流速は,CS3Dによる計算結果ならびに水位差を用いたBernoulli式から得られる流速と整合し,その妥当性を示すとともに,開口部の流量分布をCS3Dと比較した結果から,STOC-MLにおける開口率を,見かけ上低減する必要があることがわかった.また,計算結果を整理し,入射条件(波高,周期),構造物条件(開口率等)を用いた港内水位の概算評価手法を提案した.(著者抄録)

シソーラス用語： *開口部 ,  *防波堤 ,  *高潮 ,  水位低下 ,  水槽 ,  流速 ,  シミュレータ ,  水位 ,  計算モデル ,  数値計算 ,  浮上り
準シソーラス用語： 港内水位 ,  数値波動水槽

著者キーワード (4件)： storm surge ,  vertical telescopic breakwater ,  STOC-ML ,  CADMAS-SURF/3D

分類 (1件)： 港湾施設,港湾工事  (RC15020H)

引用文献 (10件)：

• 1) 伊藤喜行,土岐祥介,森平倫生,長周期波に対する防波堤の効果に関する計算(第2報),港湾空港技術研究所報告,Vol. 3,No. 7,123p., 1964.
• 2) 伊藤喜行,谷本勝利,木原力,長周期波に対する防波堤の効果に関する計算(第4報)-1968十勝沖地震津波に対する大船渡津波防波堤の効果-,港湾空港技術研究所報告,Vol. 7,No. 4,83p., 1968.
• 3) Taro Arikawa and Takayuki Oie : A Consideration Aimed at Improving the Resiliency of Protective Structures Against Tsunami, Post-Tsunami Hazard, Advances in Natural and Technological Hazards Research, Vol. 44, pp. 211-223, 2015.
• 4) Ian Watson, Charles W. Finkl Jr. : State of the Art in Storm-Surge Protection: The Netherlands Delta Project, Journal of Coastal Research, Vol. 6, No. 3, pp. 739-764, 1990.
• 5) 山根隆行,有川太郎,伊藤政人,増山琢也,亀井幸雄,宮坂政司 : 直立浮上式防波堤の開発,海洋開発論文集,第21巻,pp. 115-120, 2005.

タイトルに関連する用語 (3件)： 直立浮上式防波堤 ,  高潮 ,  防御