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J-GLOBAL ID：201802226516203221   整理番号：18A1652605

〔害虫防除技術の最前線〕難防除害虫アザミウマの行動制御を目指して

著者 (10件)： 安部洋 (理研 バイオリソース研究セ) ,  櫻井民人 (農研機構 中央農業研究セ) ,  大矢武志 (神奈川県農技セ) ,  松浦昌平 (広島県総技研) ,  冨高保弘 (農研機構 九州沖縄農業研究セ) ,  三冨正明 (Meiji Seikaファルマ社) ,  梅村賢司 (Meiji Seikaファルマ社) ,  腰山雅巳 (日本ゼオン社) ,  津田新哉 (農研機構 中央農業研究セ) ,  小林正智 (理研 バイオリソース研究セ)
資料名： JATAFFジャーナル  (JATAFF Journal)
巻： 6  号： 9  ページ： 42-46  発行年： 2018年09月01日 
JST資料番号： Y0218B  ISSN： 2187-4948  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 殺虫剤抵抗性を獲得した害虫の問題が顕在化している。特にアザミウマやコナジラミなどの微小害虫においては,ウイルス病の媒介性とも相まって状況は深刻である。病害と比較すると虫害の場合,抵抗性品種の育成なども立ち後れていることから,新たな防御手法の確立は急務といえる。このような中,我々は殺虫するのではなく行動を制御する制虫技術の確立を目指し,アザミウマ忌避剤の開発を行っている。忌避剤により,アザミウマの行動を制御し,「殺虫から制虫への転換」とともに,「殺虫と制虫の融合」をも可能としたい。本稿ではSIP(戦略的イノベーション創造プログラム)から支援を得て行っている忌避剤開発の現状について紹介したい。(著者抄録)

シソーラス用語： ミカンキイロアザミウマ ,  *アザミウマ類 ,  害虫 ,  害虫防除 ,  *忌避剤 ,  Arabidopsis thaliana ,  忌避作用 ,  動物行動 ,  オレフィン化合物 ,  脂環式ケトン ,  ケト酸
準シソーラス用語： ヒラズハナアザミウマ ,  忌避行動

分類 (2件)： 昆虫・ダニによる植物被害  (FC04072U) ,  害虫に対する農薬  (FB06020U)

物質索引 (2件)： ジャスモン酸 ,  プロヒドロジャスモン

引用文献 (14件)：

• Abe, H. et al. (2008a) Plant and Cell Physiol., 49: 68-80.
• Abe, H. et al. (2008b) Plant Signaling & Behav., 3: 446-447.
• Abe, H. et al. (2009) BMC Plant Biol., 9: 97.
• Abe, H. et al. (2011) DNA Research, 18: 277-289.
• Abe, H. et al. (2012) Plant and Cell Physiol., 53: 204-212.

タイトルに関連する用語 (4件)： 害虫防除 ,  難防除害虫 ,  アザミウマ ,  行動制御