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J-GLOBAL ID:201802227004641574   整理番号:18A1646277

生きた脳スライスにおける脂質ラフト分子の分析【JST・京大機械翻訳】

Analysis of lipid raft molecules in the living brain slices
著者 (11件):
資料名:
巻: 119  ページ: 140-150  発行年: 2018年 
JST資料番号: E0890A  ISSN: 0197-0186  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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神経細胞膜は,神経機能において重要な役割を果たす多くの脂質ラフト成分を保持すると考えられている。脳組織を用いた脂質ラフトの生化学的分析は過去20年間に広く行われてきたが,それらの実験条件の多くは神経生理学や神経薬理学のような標準神経科学研究のものと一致しない。したがって,一般的な神経科学と互換性がある脂質ラフト分析のための生理学的方法が必要とされている。ここでは,著者らが報告した「酵素媒介活性化(EMARS)」法を用いて,脳組織におけるガングリオシドGM1富化脂質ラフトを生理学的に分析するシステムを開発した。EMARS法を,ガングリオシドGM1を認識する,EMARSプローブ,HRP抱合コレラ毒素サブユニットBを用い,aCSF溶液中のマウス脳から調製した急性脳切片に適用した。GM1濃縮脂質ラフトに存在する膜分子は,生理学的条件下でフルオレセインで標識化した。「EMARS産物」と呼ばれる蛍光標識脂質ラフト分子は,脳の種々の部分の間で異なって分布していた。一方,海馬の縦軸に沿ったセグメント間ではかなりの差は検出されなかった。さらに,神経興奮時の脂質ラフト分子の動力学を検出するために,2つの異なる生理学的条件下で,急性海馬切片における脂質ラフト分子を標識する装置を開発した。この装置を用いて,ニューロンにおける脂質ラフト常在分子として知られているThy1を含むいくつかの細胞膜分子を,生きている海馬切片におけるEMARS法により確認した。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
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生体膜一般  ,  脂質一般 
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