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J-GLOBAL ID：201802227517757194   整理番号：18A0233680

珪藻の栄養状態によってCO₂の変化が生元素動態に及ぼす影響は変わる

著者 (3件)： 杉江恒二 (JAMSTEC RCGC) ,  芳村毅 (北大 大学院) ,  脇田昌英 (JAMSTEC むつ研)
資料名： 日本海洋学会大会講演要旨集
巻： 2017  号： 秋季  ページ： 120  発行年： 2017年09月 
JST資料番号： F0701C  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究は,炭酸系の異なる環境で培養した珪藻の単離株2種の増殖が,栄養塩が豊富なときと硝酸塩が枯渇した時における粒子と溶存有機物の両方を分析することで,植物プランクトンのブルームによって炭酸系と栄養塩が劇的に変化し得る温帯沿岸域における生元素動態の理解を深化させることを目的とする。培養実験の結果,2種の珪藻はCO₂濃度の上昇とともに比増殖速度を加速させ,また,栄養塩が枯渇した後には,多くの炭素が粒状有機物に固定される傾向が見られた。このことは,珪藻を主体とするブルームの終焉時には多くの炭素が固定されることで大気CO₂の増加に対するに対する負のフィードバック効果があることを示唆する。(著者抄録)

シソーラス用語： *珪藻類 ,  *二酸化炭素 ,  酸性化 ,  沿岸帯 ,  植物プランクトン ,  有機炭素 ,  窒素 ,  溶存成分 ,  培養 ,  *増殖
準シソーラス用語： 海洋酸性化 ,  植物プランクトンブルーム

分類 (2件)： 植物生態学  (EE02000E) ,  環境問題  (SA01020V)

タイトルに関連する用語 (3件)： 珪藻 ,  栄養状態 ,  CO2