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J-GLOBAL ID：201802227999221360   整理番号：18A1279217

地震リスクのインフォメーションとコミュニケーション

著者 (1件)： 矢守克也 (京大 防災研)
資料名： 日本地震学会モノグラフ(Web)  (Monograph of the Seismological Society of Japan (Web))
号： 5  ページ： 24-28 (WEB ONLY)  発行年： 2017年12月 
JST資料番号： U1359A  ISSN： 2187-1809  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 地震に関する情報は,「人が自分の態度を事前に決めること」(金森博雄)に寄与しない情報(インフォメーション)にもなれば,それに貢献する情報(コミュニケーション)として伝わることもある。社会的にはむろん後者の側面が重要であり,その立場に立つならば,インフォメーションの「当たり外れ」の改善(予知の精度向上)以上に,「人」(地方自治体や市民)の側の主体的な選択・行為の醸成を促すリスク・コミュニケーションのデザインが重要となる。それは,大震法の見直しに伴う議論で強調されている方向性とも合致する。筆者らが開発中の津波避難訓練支援アプリ「逃げトレ」は,そうしたコミュニケーションを試みた事例の一つである。(著者抄録)

シソーラス用語： *南海トラフ ,  *大地震 ,  プレート間地震 ,  災害対策 ,  *防災 ,  法規 ,  地震危険度 ,  予測誤差 ,  社会 ,  機構 ,  地方自治体 ,  情報 ,  コミュニケーション ,  選択 ,  責任 ,  *適応訓練 ,  性質 ,  人間行動 ,  スマートフォン ,  津波シミュレーション ,  応用プログラム ,  個人 ,  性格
準シソーラス用語： 東海地震 ,  地震防災対策 ,  予報誤差 ,  避難訓練 ,  主体性 ,  アプリケーションソフト ,  ゲームソフト ,  プレイヤ ,  キャラクター

分類 (2件)： 自然災害  (RA02030M) ,  地震学一般  (DC03020A)

引用文献 (5件)：

• 東浩紀, 2007, ゲーム的リアリズムの誕生, 講談社.
• 中央防災会議防災対策実行会議 南海トラフ沿いの地震観測・評価に基づく防災対応検討ワーキングループ, 2017, 同第5回議事録. [http://www.bousai.go.jp/jishin/nankai/taio_wg/pdf/h290526gijiroku.pdf]
• 中央防災会議防災対策実行会議 南海トラフ沿いの地震観測・評価に基づく防災対応検討ワーキングループ, 2017, 南海トラフ沿いの地震観測・評価に基づく防災対応のあり方について (案). [http://www.bousai.go.jp/jishin/nankai/taio_wg/pdf/h290825shiryo01.pdf]
• 金森博雄, 2012, 地震研究堂々と進めよ, 毎日新聞, 11月5日.
• 孫英英・矢守克也・鈴木進吾・李旉昕・杉山高志・千々和詩織・西野隆博・卜部兼慎, 2017, スマホ・アプリで津波避難の促進対策を考える:「逃げトレ」の開発と実装の試み, 情報処理, 58(1), 1-10.

タイトルに関連する用語 (3件)： 地震リスク ,  インフォメーション ,  コミュニケーション