抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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目的 本レビューは普及と栄養品質を掲げた評価制度を通じた子供の栄養状態の改善に特に焦点をあててブラジルにおける学校給食プログラムに関する現在の状態と問題点を明らかにするために実施した。方法 ポルトガル語と英語で政府のデータベース並びにPubMed,Scientific Electronic Library Online及びScience Directを通じて関連論文を検索した。結果 ブラジルの全国学校給食プログラムは1955年から存在していた。全国学校給食プログラム(Programa Nacional de Alimentacao Escolar;PNAE)は食育活動を通じて健康な生体心理社会的発達,学習,学業成績及び健康的な食習慣に貢献することを目的とした公共政策イニシアティブである。これは,学年に定められた栄養必要量を満たす食事を提供することによっても達成される。プログラムは連邦,州及び都市レベルでの公共ネットワーク内での先住民及び小数部族Quilomboの住む地域の学校を含む教育機関に登録された学生に対して設計されている。すべての公立学校は学校給食を提供し,子供の1日栄養必要量の少なくとも20%から70%を満たす必要がある。献立は地域の習慣と食文化を尊重して栄養士が計画する必要がある。しかしながらPNAEは主に学校レベルのインフラストラクチャーの問題,実施レベルでの立法基準の遵守,国家のモニタリング及び評価制度の欠点に関連する問題を引き続き経験している。結論 ブラジルの学校給食プログラムは健全な子供の発育を促進するために子供の栄養的必要量を満たし,食育を提供するため非常に重要である。(翻訳著者抄録)