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J-GLOBAL ID：201802230658641887   整理番号：18A0461003

硝酸アンモニウム/過塩素酸アンモニウム系スプレードライ粒子を用いた固体推進薬の調製および燃焼性

Preparation and combustion characteristics of a solid propellant comprising spray-dried ammonium nitrate/ammonium perchlorate mixture

著者 (6件)： 古荘貴章 (福岡大 大学院工学研究科) ,  松永浩貴 (福岡大 工) ,  東英子 (福岡大 工) ,  渡部裕平 (カーリットホールディングス) ,  久保田一浩 (カーリットホールディングス) ,  加藤勝美 (福岡大 工)
資料名： 宇宙航空研究開発機構研究開発報告 JAXA-RR-(Web)  (JAXA-RR (Web))
号： 16-006  ページ： 75-80 (WEB ONLY)  発行年： 2017年03月10日 
JST資料番号： U1011A  ISSN： 2433-2216  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,硝酸アンモニウム(AN),過塩素酸アンモニウム(AP)およびポリマーが混合した粒子(粒径約34μm)をスプレードライにより造粒し,同粒子を酸化剤とする推進薬を調整した。また,推進薬調整時のスプレードライ粒子とバインダ(末端水酸基ポリブタジエン)との混合性および調整した推進薬の着火性について検討した。その結果,ポリマーに水溶性ポリマーを用いて調製したスプレードライ粒子は粒子表面が平滑であり,また,バインダと混合した際の粘度が低く混合性が高い傾向が見られた。また,酸化剤(AN/AP)中のAN比を≦20wt.%とした推進薬は,燃焼中断することなく燃焼が持続し,また,市販のANおよびAPを酸化剤とする推進薬と比較して圧力指数が低下することが明らかになった。(著者抄録)

シソーラス用語： *硝酸アンモニウム ,  *過塩素酸アンモニウム ,  固体推薬 ,  *固体ロケットエンジン ,  HTPB ,  相溶性 ,  粘度 ,  噴霧乾燥 ,  燃焼性 ,  調製 ,  着火性 ,  粘結剤
準シソーラス用語： 末端水酸基ポリブタジエン ,  混合性 ,  バインダ

分類 (1件)： ロケットエンジン  (PB02050J)

引用文献 (10件)：

• 羽生宏人,加藤勝美,藤里公司,永山清一郎,田中邦翁,小駒益弘,徳留真一郎,堀恵一,低コストガスジェネレータ推進薬の研究,宇宙航空研究開発機構研究開発報告, JAXA-RR-12-005,pp.41-42 (2013)
• 羽生広人,固体ロケット推進薬の方向性,宇宙航空研究開発機構研究開発資料,JAXARM-10-015,pp.1-7 (2011)
• 和田祐典,和田有司,羽生宏人,微粒相安定化硝酸アンモニウムの試製と燃焼性に関する研究,宇宙航空研究開発機構研究開発資料,JAXA-RM-10-015,pp.35-45 (2011)
• 荒川洋一,甲賀誠,都筑寛達,萩原豊,硝酸アンモニウム系推進薬の燃焼特性,火薬学会誌,Vol.58,No.2,pp.76-82 (1997)
• 寺田秀一,甲賀誠,萩原豊,高分子でコーティングされたANを用いたAN系コンポジット推進薬の燃焼特性,Science and Technology of Energetic Materials,Vol.64,No.1,pp.9-15 (2003)

タイトルに関連する用語 (6件)： 硝酸アンモニウム ,  過塩素酸アンモニウム ,  スプレー ,  固体推進薬 ,  調製 ,  燃焼性