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J-GLOBAL ID：201802230987960811   整理番号：18A2161633

傾斜磁気構造を持つ単結晶HoNiにおける磁気熱量効果

Magnetocaloric effect in single-crystal HoNi with a canted magnetic structure

著者 (6件)： KINAMI Nobuyuki (Yokohama National Univ., Yokohama, JPN) ,  WAKIYA Kazuhei (Yokohama National Univ., Yokohama, JPN) ,  UEHARA Masatomo (Yokohama National Univ., Yokohama, JPN) ,  GOUCHI Jun (Univ. Tokyo, Chiba, JPN) ,  UWATOKO Yoshiya (Univ. Tokyo, Chiba, JPN) ,  UMEHARA Izuru (Yokohama National Univ., Yokohama, JPN)
資料名： Japanese Journal of Applied Physics  (Japanese Journal of Applied Physics)
巻： 57  号： 10  ページ： 103001.1-103001.4  発行年： 2018年10月 
JST資料番号： G0520B  ISSN： 0021-4922  CODEN： JJAPB6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： T_C=35Kでの強磁性転移とT_SR=13Kでのスピン再配列転移を示す単結晶HoNiの磁気熱量効果(MCE)を研究した。T_C以下では,HoNiはa軸とc軸に沿ってそれぞれ強磁性と反強磁性成分を持つ。この材料の傾斜磁気構造により,HoNi中のMCEが高度に異方的であることを見出した。磁場がa軸(B∥a)とb軸(B∥b)に沿って印加されるとき,最大等温磁気エントロピー変化|ΔS_M^max|は,磁場が0から5Tに増加すると,35Kで22.8JK^-1kg^-1,13Kで18.8JK^-1kg^-1に達した。一方,B∥cに対して,|ΔS_M^max|はB∥aおよびB∥bに対するそれらよりも約3倍小さくなった。さらに,|ΔS_M^max|の符号は,c軸に沿った反強磁性成分とメタ磁性転移の存在によって温度に依存した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *磁気熱量効果 ,  *ホルミウム合金 ,  *ニッケル含有合金 ,  磁気転移 ,  スピン再配列 ,  反強磁性 ,  磁気異方性 ,  メタ磁性 ,  単結晶
準シソーラス用語： 傾斜スピン配列 ,  強磁性転移 ,  磁気エントロピー変化

分類 (1件)： 金属結晶の磁性  (BM06040T)

引用文献 (21件)：

• B. Yu, M. Liu, P. W. Egolf, and A. Kitanovski, Int. J. Refrig. 33, 1029 (2010).
• E. Brück, J. Phys. D 38, R381 (2005).
• H. Wada and Y. Tanabe, Appl. Phys. Lett. 79, 3302 (2001).
• A. Fujita, S. Fujieda, Y. Hasegawa, and K. Fukamichi, Phys. Rev. B 67, 104416(2003).
• H. Yayama, Y. Hatta, Y. Makimoto, and A. Tomokiyo, Jpn. J. Appl. Phys. 39, 4220(2000).

タイトルに関連する用語 (3件)： 磁気構造 ,  単結晶 ,  磁気熱量効果