文献

J-GLOBAL ID：201802231965432244   整理番号：18A1474258

黒毛和種繁殖農場における分娩間隔短縮の取り組み

Approach to Shortening Calving Interval in Japanese Black Breeding Farm

著者 (5件)： 芹生朋美 (NOSAI兵庫 東播基幹家畜診療所 丹波診療所) ,  永岡正宏 (NOSAI兵庫 東播基幹家畜診療所 丹波診療所) ,  田畑早智 (NOSAI兵庫 東播基幹家畜診療所 丹波診療所) ,  門田文隆 (NOSAI兵庫 東播基幹家畜診療所 丹波診療所) ,  今井正士 (NOSAI兵庫 淡路基幹家畜診療所)
資料名： 家畜診療  (Journal of Livestock Medicine)
号： 662  ページ： 533-542  発行年： 2018年08月01日 
JST資料番号： X0028A  ISSN： 0287-0754  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 分娩間隔が延長している管内S市の黒毛和種繁殖農場11戸において,分娩間隔延長の原因を探るため血液,糞便寄生虫検査および飼養管理調査を行った。その結果,調べた血液生化学検査項目および血中ビタミン濃度と分娩間隔との間に関連性は見出せなかった。しかし,飼料給与およびBCSの調査結果から,飼養管理が適正な農場は分娩間隔が短く,給与飼料については不足よりも過剰において分娩間隔が延長する傾向が伺われた。さらに,農場の繁殖管理は繁殖成績に大きく係っていることが認められ,繁殖管理台帳の記録を整理,活用することが分娩間隔の短縮に有効な方法であることが示された。また,繁殖管理の適切化指導の後においては,初回AI日数の短縮が認められ,繁殖管理の適切化の指導は農場における繁殖管理の重要性を認識する上で有効であることが示された。(著者抄録)

シソーラス用語： *黒毛和種 ,  間隔 ,  *繁殖管理 ,  人工受精 ,  受胎率 ,  食餌効果 ,  栄養状態 ,  肥満度 ,  評価基準
準シソーラス用語： ボディコンディションスコア ,  繁殖成績 ,  分娩間隔

分類 (2件)： 牛  (FD02020Y) ,  繁殖管理  (FD01030C)

引用文献 (12件)：

• 凾城悦司:成績向上&経営改善の方程式 連産させるための繁殖管理ポイント,養牛の友,4,56-60(2016)
• 農林水産省経済局:家畜共済における臨床病理検査要領,144-157,全国農業共済協会,東京(2005)
• 農林水産省経済局:家畜共済における臨床病理検査要領,225-228,全国農業共済協会,東京(1997)
• 凾城悦司:成績向上&経営改善の方程式 牛のビタミンの必要性,養牛の友,10,66-70(2014)
• 青木真理:乳牛の分娩前後の抗酸化能の変化と抗酸化ビタミン給与による繁殖性改善,臨床獣医,30,19-22(2012)

タイトルに関連する用語 (4件)： 黒毛和種 ,  繁殖 ,  農場 ,  分娩間隔